ドジャース・大谷翔平(31)が2シーズンぶりに再開させた「二刀流」の大活躍に、まさかの〝ケチ〟がつけられた。

 右ヒジを手術した影響で昨季は打者に専念し、今年は6月中旬から投手として実戦のマウンドに立った。イニング数や球数に制限をかけながら徐々にステップアップし、ワールドシリーズ進出を決めた17日(日本時間18日)のブルワーズ戦ではついに本領を発揮した。

 7回途中まで100球を投げて2安打無失点。10奪三振をマークしただけでなく、打者としては先制、中押し、ダメ押しの1試合3本塁打を放ち、まさに狂い咲き状態となった。

 しかし、これだけの活躍を見せても認めない人もいるようだ。米メディア「オーフル・アナウシング」が21日(同22日)、「感銘を受けなかった唯一の人物を見つけた」と伝えたのは「FOXラジオ」に出演したMLBコラムニストのロブ・パーカー氏だ。

 パーカー氏は番組内で「人々は〝瞬間の囚人〟という概念にとらわれてしまう。その概念が、翔平がまるで誰も成し遂げていない偉業をやってのけたかのように描いてしまうのだ。それは事実ではない。まず1試合で3本塁打を打った選手はいる。レジー・ジャクソンは(1977年の)ワールドシリーズの一戦(第6戦)で、3人の異なる投手から(すべて初球を捉えて)3球連続で3本塁打を放っている」と発言した。

 さらに、挑発的な物言いは止まらない。「彼(大谷)が強豪のブルワーズを完封したわけじゃない」と言い切り「問題はここだ」と主張。「スネルはブルワーズを相手に信じられない好投で8回を投げ切った。(山本)由伸は完投した。相手は最初から死んでいた! 大谷翔平は何も特別なことをしていない。誰でも4イニングを無失点で抑えられた。相手は打てなかった。点も取れなかった。みんなは彼(大谷)がノーヒットノーランを達成し、4本塁打を打ったかのように騒いでいる。そんなことは起きていない!」と声高に持論を述べ続けた。

 一連の発言に対し、前出メディアは「パーカーが言う通り、そんなことなかった。大谷翔平は(イニングを完了した)6回を無失点に抑え、10三振を奪い、3本塁打を放っただけだ」とあきれ気味に〝同調〟。「大谷がノーヒットノーランを達成し、4本塁打を放っていたらパーカーも感心したかもしれないと考えるとなかなか面白い話だ」と皮肉った上で「過激な意見や特定の主張の芸術性は尊重できるが、ある程度の創造性を伴わなければならない。何でもかんでも反対意見を述べるだけでは、愚かに聞こえるリスクを冒す。大谷翔平が優勝決定戦で10三振を奪い、3本塁打を放ったことを『印象的ではない』と主張することは、まさに愚かだ」とぶった斬っていた。