岩手県警が21日、北上市の温泉旅館でクマに連れ去られた後に発見された遺体が司法解剖の結果、行方不明となっていた全日本女子プロレス元レフェリーの笹崎勝巳さん(60)だったと発表した。
瀬美温泉の従業員だった笹崎さんは16日午前、露天風呂を清掃していた所を行方不明になった。岩手県警によると露天風呂には血痕が残っており掃除道具が散乱していたため、クマに連れ去られた可能性が高いとして捜索に当たっていた。17日の捜索で現場近くの雑木林で身元不明の遺体が発見され、遺体の近くにいた成獣のクマが猟友会によって駆除された。
21日に岩手医科大で遺体の司法解剖が行われ、身体的特徴から身元が笹崎さん本人であることが確認された。執刀医によると死因は出血性ショック死で、背中に爪の痕があったことなどからクマの襲撃で相違ないとの見解が出された。現場で駆除されたクマとの関係は判明していない。
笹崎さんは全日本女子プロレスで1987年にレフェリーとしてデビュー。その後2005年にゼロワンに合流すると、18年7月から20年3月までは運営会社ドリームオンステージの代表取締役社長を務めた。24年5月にはマリーゴールド旗揚げに参加し、以降はメインレフェリーとして試合を裁いた。25年2月末にレフェリー業をやめ、3月に北上市に移住。瀬美温泉で従業員となっていた。












