メキシコの元ミスコン女王でインフルエンサーの女が婚約者を射殺したとして殺人容疑で逮捕されたが、女は麻薬カルテル工作員で、婚約者はライバルの麻薬カルテルのメンバーだったとみられている。メキシコ紙ミレニオなどが先日、報じた。
メキシコのSNSでバネッサ・グロラとして知られるリディア・バネッサ・グロラ・ペラサ容疑者(32)は、世界中を旅行するセレブなライフスタイルを誇示するインフルエンサーとして人気者だった。
メキシコ・シナロア州出身のグロラ容疑者は、17歳から複数のミスコンテスト女王となり、その美貌が注目された。さらに、〝メキシコ史上最大の麻薬王〟の〝エル・チャポ〟こと、麻薬カルテル「シナロア・カルテル」の創設者兼最高幹部ホアキン・グスマン受刑者の妻だったエマ・コロネル・アイスプロさん(36)と顔がそっくりだったことで、メキシコや米国のメディアに引っ張りだこになった。インフルエンサー兼モデルとして活動していた。
そのグロラ容疑者は、婚約者を射殺したとして、10月10日、米サンディエゴの捜査当局に殺人容疑で逮捕された。
2024年2月17日に米カリフォルニア州サンディエゴの駐車場で、麻薬カルテル「アレリャーノ・フェリックス・カルテル」の〝エル・チャト〟ことクリスチャン・エスピノサ・シルバーさんが銃撃され、死亡する事件があった。エル・チャトとグロラ容疑者は2018年から婚約しており、事件当時は悲劇の婚約者として報じられた。
ところが、2024年9月、シナロア州で大量のビラがまかれた。そのビラは、グロラ容疑者がシナロア・カルテルの一部門「ロス・チャピトス(エル・チャポの息子たち)」の工作員で、「ラ・サパ(密告者)」だと告発する内容だった。そして、グロラ容疑者のセレブ生活の資金源は、ロス・チャピトスのマネーロンダリングなどの犯罪収益だと指摘されていた。
現在、捜査当局は、グロラ容疑者が婚約者エル・チャトを殺害したのは、ロス・チャピトスとアレリャーノ・フェリックス・カルテルの縄張り争いの一環とみている。
グロラ容疑者はラス・コリナス拘置センターに収監されている。













