米プロバスケットボールNBAブルズから電撃解雇された河村勇輝(24)に、11月28日の台湾戦(兵庫)から始まるW杯アジア予選で〝救世主〟の期待が高まっている。
河村はブルズの一員でサマーリーグに出場して活躍し、GリーグとNBAを行き来できるツーウエー契約を勝ち取って入団。プレシーズンマッチでも序盤は活躍したが、3戦目以降は右足の負傷により欠場が続いた。そのケガが影響して、今回の契約解除につながったとみられる。
現地メディアによると、当面は負傷箇所の治療のためシカゴに留まる予定だが去就は白紙。NBA下部Gリーグのほか、Bリーグ復帰への期待も高まる中で、いよいよ始まるW杯予選での招集に向けて注目が集まる。
ホーバスジャパンは、2028年ロサンゼルス五輪出場権の獲得に向けて最も重要な意味を持つ27年W杯のアジア1次予選に11月から臨む。NBAチームに所属していなければ代表招集に障壁はなく、気になるケガの状態もまだ1か月以上の猶予があるため、回復次第では招集も十分に可能なのだ。
そのためファンからはSNS上で河村がブルズからカットされたのは悲しいけど、怪我治ればこれでW杯アジア予選に出れるようになったのでは」「河村選手がW杯Window1から参加してくれる可能性が」「河村くん、こうなった以上は代表でまた大暴れしないかなぁ」などと期待が沸騰している。
河村待望論が沸き起こる背景には、ホーバスジャパンの現メンバーでは1次予選から窮地に陥りかねない実情がある。
日本は8月のアジアカップで、準々決勝進出決定戦のレバノン戦で惨敗し、8強進出を逃した。今後はW杯アジア1次予選がスタートするが、ここでいきなり厳しい戦いが待ち受ける。
B組に入った日本は、中国、韓国、台湾と対戦。アジアカップでは中国がオーストラリアと大接戦を演じての準優勝、韓国が5位、台湾が6位といずれも日本より上位に躍進している。アジア最強の中国は健在で、韓国にホーバスジャパンは7月に連敗。さらに台湾が今回のアジアカップで、帰化選手の活躍などで強化が成功していることを印象付けた。1次予選であっさり敗退という悪夢もちらつくだけに、河村の存在は不可欠なのだ。
ホーバスジャパンにとっては、災いを転じて福となすとなるか。












