ドジャースは16日(日本時間17日)、本拠地ロサンゼルスでのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第3戦に3―1で勝って対戦成績を3勝とし、2年連続のワールドシリーズ(WS)進出に王手をかけた。大谷翔平投手(31)は「1番・DH」で初回に右翼線三塁打を放ち、先制のホームを踏んだ。佐々木朗希投手(23)は9回に5番手で登板し、三者凡退で3セーブ目をマークした。試合後、大谷と山本について語った。

 大谷は初回に三塁打を放ったが、その後の3打席は二ゴロ、空振り三振、空振り三振。4打席目は左腕ケーニッグとの対戦だった。打率は1割台でも徹底マークされている。

「彼は球界でも最高の選手の一人。彼を無力化する方法は? 左投手を当てることだよ。相手はまさにそれをやっている。彼はこの状態を必ず抜け出す。今は踏ん張って、取り組んでいるところだ。相手のアプローチとしては理にかなっているけど、彼はいずれ上がってくると思っている」

 6回途中からベシア、7回途中でトライネン、最後は佐々木が締めた。勝利の方程式になるかもしれない。

「とても大きい。みんな修羅場をくぐってきたし、私が彼らへの信頼を失ったことは一度もないと彼らも知っている。彼ら自身も互いへの自信を失っていない。いま彼らがやっていることに驚きはない。最初から、彼らの力が必要になると分かっていたし、実際に結果を出してくれているのは大きい。失点をうまく防げているのは、ブルペンの貢献がとても大きい」

 9回にマウンドに上がった佐々木は先頭ボーンに三遊間の深いゴロを打たれた。しかし、ベッツはバックハンドで捕球すると体をひねってワンバウンド送球でアウトにした。

「あのバックハンドのプレーで、朗希を落ち着かせることができた。彼は好プレーを続けているし、遊撃手としてゴールドグラブの候補に入っているのも当然だと思う。先に塁に出られていたらどう転んだか分からない場面だったし、マックス(マンシー)の本塁でのアウトにしたプレーも含めて大きかった」

 佐々木は救援転向後、劇的に成長。守護神としてワールドシリーズ連覇に欠かせない存在だ。

「彼の成長は一直線じゃなかった。あの頃、彼はベンチで悔しさをあらわにしていて、その様子は多くの映像や写真にも残っている。そこから自分を見つめ直し、健康を取り戻し、そして2025年のチームの戦力として再び存在感を示した。それは、彼の闘志を物語っている。4月や5月の時点で、彼が今のような役割を担う姿を想像できた人はいなかったと思う。だからこそ、そこまでたどり着いたロウキを本当にたたえたい」

 ロバーツ監督は11日(同12日)の会見で「大谷が打てなければ世界一は難しい」と話した。兆しは見えているが復活には時間がかかりそう。一方、チームはブルワーズに3連勝。大谷への比重は減るのか。

「変わらない。彼はこのチームの大きな柱だ。いまは投手陣が素晴らしくて、守備もいい。彼自身は自分らしいパフォーマンスができていないけれど、彼がどれほど重要な存在かは分かっている。まだ道のりは長い。だけど、彼の取り組みは素晴らしいし、私は彼に何度でもかけるよ」

 WS進出がかかる第4戦に大谷は投打二刀流で出場する。経験豊富な指揮官にとっても投打の両立は理解不能だという。

「彼はユニコーンだ。どうやって両立しているのか、正直、私にも分からない。1日のすべての時間が計画的に使われていて、準備がとても行き届いている。前回のフィラデルフィアでの登板も良かった…6回を投げて3失点だったはずだ。明日も集中して、投球でも打撃でもいいパフォーマンスを見せてくれると思う」と期待を寄せた。