ドジャース・佐々木朗希投手(23)が16日(日本時間17日)、本拠地ロサンゼルスで行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に登板。5番手として2点リードの9回を任され、圧巻の三者凡退で3―1の勝利に貢献した。

 登板前からドジャー・スタジアムの大観衆が怪物右腕の背中を押した。左翼後方のブルペンで行った投球練習中から、スタンドのファンからは「ロウキ」コール。いよいよマウンドに向かい始めると、その声援は球場全体に広がった。

 前回登板した13日(同14日)の第1戦では球速が上がらず1失点で無念の途中交代。それでもポストシーズン(PS)に入り、リリーフ陣の救世主となった佐々木に対するファンの信頼は変わらなかった。

 バックも右腕をもり立てた。先頭のボーンの打球は三遊間深くへのゴロとなったが、遊撃手のベッツが好守で安打を阻んでアウト。佐々木は続くフリリックを遊撃へのポップフライで打ち取り、最後はダービンを内角低めに沈むスプリットで空振り三振に仕留めてPS3セーブ目をマークした。

 自ら試合を締めた佐々木は気迫の雄たけび。試合直後には「BS NHK」のインタビューに応じ「前回、なかなかいいピッチングをできなかったので(ストライク)ゾーンで押して、スピードも戻っていたので自信を持って投げることができました」とひと息ついた。

 場面は前回登板と同じ2点リードだった。佐々木は「もちろん不安もあったんですけど」としながらも「この期間でしっかり調整してきたので、初球を投げてみていけるかなと思いました。毎回先発ピッチャーが素晴らしい仕事をしているので、その試合を壊さないように、しっかり勝てるように。できることは残りのアウトを取ることだけなので、そこに集中してこれからもやっていきたいなと思います」と力を込めた。

 17日(同18日)の第4戦に勝利すれば、2年連続でチームのワールドシリーズ進出が決まる。令和の怪物に最終回を託される可能性は十分ある。本人は「しっかり任されたところで力を発揮できるように頑張りたいです」と冷静だったが、「連投があっても大丈夫ですか?」と問われると「大丈夫です」とやや表情を崩しながらも力強く言い切った。

 ドジャースはPSで8勝1敗。投打の歯車がかみ合い、このまま一気に突破を決めそうな勢いだ。