パドレスで2シーズン指揮を執ったマイク・シルト監督(57)が電撃辞任し、混乱が広がっている。
任期を2年残しての退任を受け、米メディアの間ではシルト氏が就任する前の最終候補だったライアン・フラーティ氏(カブスベンチコーチ)、5月までオリオールズで監督を務めたブランドン・ハイド氏、さらには現役投手のダルビッシュなど、さまざまな名前が取りざたされている。
そうした中、地元サンディエゴの番組「カプラン・アンド・クルー」では次期監督が「マチャド派」か「タティス派」のどちらであるかに焦点を当て「今の問題が『ああ、この男はタティス派だから雇えない』『この男はマニー派』だから雇いたくないということであれば、誰かが辞めなければならない」と提唱した。
言うまでもなく、マニー・マチャド内野手(33)もフェルナンド・タティス外野手(26)もチームの中心選手だ。ただ、お互いに個性は強く、2021年9月の試合中には見逃し三振に倒れ、ベンチで荒れ始めたタティスに対して、マチャドが鬼の形相で詰め寄り「お前は野球をやれ!」「お前なんかどうでもいい!」と吐き捨てケンカに発展してしまった。
その後、マチャドは「彼(タティス)は俺の弟分だ。何があってもこれからもずっと一緒にいる。もう終わったことだ」と仲間内の一時的な感情のもつれだと強調していた。だが、番組では「2人がそろったらうまくいかないと分かっている」と問題は根深いものとした。
米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は15日(日本時間16日)、「タティスとマチャドが同じ打線に並ぶことは魅力的」と報じた一方で「クラブハウス内のリーダーシップのバランスを取ることは難しい問題だ」と報道。次期監督の最有力候補にフラーティ氏の名前を挙げ「ボルチモア(オリオールズ)でマチャドでチームメートとして6シーズンプレーした」とし、「彼が『マチャド派』とみなされ、混乱を招くのであれば、ハイド氏。オリオールズを優勝候補に変え、2023年のア・リーグ最優秀監督に輝き、責任感が強いチーム文化を築き上げた。タティスとマチャドのバランスを保てる中立的なタイプの人物だ」などと占った。
容易ではなさそうな指揮官選び。パドレスがどんな決断を下すのか注目される。












