米経済誌「フォーブス」は14日(日本時間15日)にドジャースの大谷翔平投手(31)が「ナ・リーグMVPに間違いなく選出される」と伝えた。多くの米メディアが大谷の3年連続4度目のMVP受賞は確実と報じているだけに新鮮味はない。しかし、興味深いのは同誌はリーグ1位だったOPS(1.014)、fWAR(7.5)など近年のMVP投票で重視される数字ではなく、打球データなどに基づいた独自基準、TPRAA(真の打者の得点貢献度)で評価している点だ。

 筆者のトニー・ブレンジーノ氏は「今シーズンのパフォーマンス評価に少し異なるアプローチを採用しています。これは純粋なアプローチで打球データに基づいています」と説明する。TPRAAは打球速度と打球角度の組み合わせに基づいて計算した打者が与えるべきダメージをスコア化。100がリーグ平均で、数値が高いほど優れているとされる。三振や四球、さらに米データサイト「ファングラフス」の走塁と守備得点を加えて算出したものだ。

 1位の大谷のTPRAAは63.7。「今年の彼の投球貢献度は考慮しません。MVPに選ばれるためには必要ではありませんが、シーズン終了までにはかなりのレベルに達していました。今シーズンの彼の平均飛球速度は驚異の101マイル(約162.5キロ)でリーグトップを誇りました」と解説した。

 2位はメッツのフアン・ソト外野手(26)で50.2、3位はダイヤモンドバックスのコービン・キャロル外野手(25)の42.3、4位が40.3のフェルナンド・タティス外野手(26)、5位がカブスのピート・クローアームストロング外野手(23)で22.8だった。

 意外といえば、56本塁打、132打点でリーグ2冠のフィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)は19.8で11位だった。