ポストシーズン進出を逃した責任をとる形で退団したメッツの前打撃コーチのエリック・チャベス氏(47)が苦しかった今シーズンを振り返っている。

 ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演したチャベス氏は「私たちは最高の装備のあるバランスの取れたチームではなかったかもしれません。プレーオフに進出できるだけの才能は十分にあると感じていました。しかし、グループとして団結できなかった」と敗因を並べた。

 フアン・ソト加入をはじめ、破格の補強費でチームを増強させたが、ソトの前半の不調、夏場のリンドアの不振、故障者に苦しんでフィリーズに水を開けられた。ワイルドカード争いもギリギリでレッズにさらわれ、NYの人気球団の失態に批判が集中。チーム大刷新の必要に迫られている。

「私たちはたくさんのおカネを使いました。スターンズ(編成本部長)は我々のために多くの選手を獲得したが、あまりうまくいかず、負傷者も多かった。困難を乗り越えることができなかった。ワールドシリーズを買うだけではダメなんです。若い選手と成長しなければならない。私がしようとしたことはうまくいかなかった。ニューヨークとオーナーを失望させた」と謝罪した。

 また、序盤の不振と大バッシングを乗り越えて打率2割6分3厘、43本塁打、105打点と存在感を発揮したソトについて、来季の「1番起用」を提案。「既成概念にとらわれずに想像的に考えるなら…大谷翔平、ジャッジ、ローリーらとともにソトも上位にいることを示すこと。ご存じのようにソトは塁に出るのがとてもうまい。リードオフのポジションに彼を入れた方がいいと思います。彼は盗塁もする。リードオフでも同じようにダイナミックに活躍できる。翔平がやってきたことをみると、選手を代えずに打順を変えるだけでいい。どこを打つかはあまり問題ではない。リンドアを3番から1番にしたようにね」と私見を述べた。

 今季は2番、3番をこなしてきたソト。打順をめぐってはメンドーサ監督と意見が食い違ったとの報道もあったが、四球、出塁率ともリーグトップだけに可能性は十分あるだろう。