ドジャースは13日(日本時間14日)、敵地ミルウォーキーで行われたブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に2―1で辛勝。まずは1勝を先取し、ワールドシリーズ進出まで3勝とした。
勝つには勝ったが、リードを2点に広げた直後の9回に継投策でバタついた。先発したブレーク・スネル投手(32)は8回まで103球を投じてわずか1安打、無四球で無失点。10奪三振の快投を見せ、デーブ・ロバーツ監督(53)は最後の1イニングを救援陣に託した。
2番手として投入したのは一躍ブルペンの救世主となった佐々木朗希投手(23)。ただ、一死後から四球→二塁打→犠飛で1点を失い、さらに四球を与えて二死一、三塁となったところで指揮官は佐々木に降板を命じ、トライネンを送り込んだ。トライネンも四球で満塁とピンチを広げたが、最後は空振り三振に仕留めて何とか逃げ切りに成功した。
この采配に対し、米メディア「FANSIDED」は「デーブ・ロバーツは佐々木朗希のプレーオフでの自信を台無しにした」と真っ向から異論を唱えた。
そもそもブルワーズ打線を完璧に封じていたスネルを交代させたこと自体が不服だ。「ロサンゼルス(ドジャース)はこのような場面を見据えて昨冬、スネルと5年総額1億8200万ドルの契約を結んだ。スネルは故障のリスクを抱えるが、現在は万全の状態で大一番で大きな働きを見せた」と左腕をたたえ「降板時のスネルの投球からすれば、9回も投げられただろう」と続投させなかった判断に疑問を呈した。
そして、スネルに代わってマウンドに上がった佐々木はイニングを完了させられずに降板。同メディアは「セーブを逃したところで降板させたことで、この若手投手の自信を損なわせるリスクを冒した。彼は非常に大きな可能性を秘めた選手である一方、ドジャースが(佐々木獲得の)争奪戦に勝利した後、メジャーでの居場所を見つけることに苦労した投手でもあった」と指摘。佐々木と〝心中〟するまでには至らない信頼の低さが起用法に表れ、自信喪失につながる可能性があるとみている。
もっとも、短期決戦のポストシーズンはレギュラーシーズンにも増してチームの勝利が最優先。ロバーツ監督は試合後、継投策について「正直、難しい判断だった」と打ち明け、2四球を与えた佐々木の投球内容には「ほんの少しズレていたんだと思う」と語っていたが…。人気球団を率いる指揮官の気苦労が絶えることはない。












