米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏(51)が会長付特別補佐兼インストラクターを務めるマリナーズは、10日(日本時間11日)に24年ぶりとなるア・リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。
7回にマリナーズが2―2の同点に追いついた後、タイガースも一歩も譲らず試合はこう着状態。そして延長15回までもつれ込んだ末、最後は一死満塁からポランコのサヨナラ打で4時間58分に及んだ死闘に終止符を打った。マリナーズが地区シリーズを突破したのはイチロー氏がメジャーデビューした2001年以来で、次は12日(同13日)からワールドシリーズ進出をかけてブルージェイズと激突する。
ただ、ヤンキースOBで94年から00年までマリナーズでプレーしたアレックス・ロドリゲス氏(50)は古巣にこんな警鐘を鳴らしていた。
試合を中継した「FOXスポーツ」に出演したA・ロッド氏は「もっと基本的な野球を徹底しろ。基本を実践し、走者を進めろ。正直、6回で試合を終わらせるべきだったんだ」。マリナーズ打線は延長に入ってからチャンスをつくりながらも決定打を欠く拙攻のオンパレードだった。10回は二死一、二塁でロドリゲスが遊ゴロで凡退。12回と13回も得点圏に走者を進めながら、いずれも併殺で好機を逃し続けた。
短期決戦は〝勝てば官軍〟。結果がすべてだが、A・ロッド氏は「そんなことをブルージェイズ戦でやったら、我々は帰路に就くことになる。カンクン行きだ」と言って笑わせた。
MLBで通算22シーズンプレーしたレジェンドの言葉は軽くない。チャンスをつぶし続ければ、流れは相手に傾いていく。米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は11日(同12日)、「そのメッセージは深く心に刻まれた。A・ロッドの教訓は強く響き渡る。プレーオフで栄光をつかむためには情熱だけでなく、緻密さも求められる」と同調した。ワールドシリーズ優勝を果たしたことがないマリナーズは、イチロー氏が殿堂入りした記念の年に初の快挙を達成できるのか。












