フィリーズは9日(日本時間10日)の敵地ドジャースとのナ・リーグ地区シリーズの第4戦に延長11回、2―1でサヨナラ負け。1勝3敗でリーグ優勝決定シリーズ進出を逃した。

 悪夢のような幕切れだった。1―1の11回。二死満塁のピンチで5番手右腕オライオン・カーカリング投手(24)はパヘスを投ゴロに打ち取ったかに思えた。ところが右腕はいったんボールをこぼし、慌てて拾い直し、捕手が一塁へ指差していながら本塁へ送球。これが大暴投となり、三走のヘソンが悠々と生還。サヨナラエラーでまさかの終戦となり、米メディアは「痛ましい終焉」「最悪の終わり方」「悪魔のようなMLBの歴史をつくる」とセンセーショナルに伝えた。

 この敗退でロブ・トムソン監督(62)の責任を問う声がSNSに集まっているが、試合後にチームの顔であるプライスハーパー外野手(32)が指揮官の今後について米メディアに言及。「私はトッパー(トムソン)が大好きです。彼は私たちのために素晴らしい仕事をしてくれました」と敬意を示しつつ「将来がどうなるかはわかりません。わかりません。それはドム・ドンブロウスキーへの質問だと思います」とドンブロウスキー球団社長の決断に委ねられていると続けた。

 この〝意味深発言〟に米メディア「クラッチ・ポインツ」は「2025年シーズンはトムソンが監督として3年連続でポストシーズンに出場したが、またしても早期敗退となり、ファンとメディアからのプレッシャーを増大させた。次に何が起こるかについては、ドンブロウスキーはオフシーズンにリーダーシップとロースター構築の両方に関して極めて重要な決断を下すことになる。ハーパーの言葉は、トムソンのリーダーシップへの称賛と、感情だけでは組織の変化を妨げられないかもしれないという認識というチームの現実を捉えていた」と大ナタを振るう可能性があることを伝えた。