U―20W杯決勝トーナメント1回戦(8日=日本時間9日、チリ・サンティアゴ)、日本はフランスに0―0と90分で決着がつかず、突入した延長戦の末に0―1で負け、敗退が決まった。

 序盤から積極的に攻め込むもチャンスを生かせず、なかなかゴールが奪えない。迎えた延長後半アディショナルタイムにDF梅木怜(今治)が痛恨のハンド。フランスにPKを献上し、ゴールを許した。16強敗退に船越優蔵監督は「悔しいの一言に尽きます。選手は最後まで魂の入ったプレーをしてくれたので、そこは満足しています」などとコメントした。

 U―20代表の戦いについて、元日本代表FW武田修宏氏(58)は「4年前に(当時)U―20代表の冨樫(剛一)監督のインタビューをしたときから課題は変わっていないかな」とし「1次リーグは良い戦いをしていたけど、決勝トーナメントになると、相手チームはギアを上げて、勝負のメンタリティーが違ってくる。日本はチャンスはあったし、内容も良かったけど、勝負どころでのしたたかさが違ったかな」という。

 その上で「最後PKのシーン。相手はボールを浮かせてファウルを狙っていた。個人の落ち着き、駆け引き、冷静さなど差が出た場面じゃないか。誰が悪いとかではなくね」とした上で「日本はシュートはたくさん打ったし、チャンスもつくって、良いサッカーして、ボールを支配していたけど、一番大事なのは結果だから」と語る。

 世界ではスペイン代表MFラミン・ヤマル(18=バルセロナ)のようにA代表でも活躍している選手もいる。武田氏は「だからもっと若い世代が出てこないとフル代表も強くならない」。さらなる選手育成に向けて「Jリーグももっと質を求めないと…。人気も大事だけど、本質はプレーなので、グラウンドでの質を大事にしてほしい」と求めていた。