21世紀初のワールドシリーズ(WS)連覇を目指すドジャースがポストシーズン(PS)で4連勝と快進撃を続けている。6日(日本時間7日)の敵地フィラデルフィアでのフィリーズとの地区シリーズ(DS=5回戦制)第2戦に4―3で競り勝ち、2連勝で王手をかけた。無敗の原動力は大谷翔平投手(31)、山本由伸投手(27)、佐々木朗希投手(23)の侍トリオだ。その圧倒的支配力を今年米野球殿堂入りを果たした通算251勝、3093奪三振のレジェンド左腕CC・サバシア氏(45)に解説してもらった。
レギュラーシーズンを5連勝で締めくくったドジャースがPSでもレッズとのワイルドカードシリーズ(WCS)を2連勝で突破し、フィリーズとのDSも敵地で2連勝とWS王者の力を見せつけている。昨年のメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第3戦からPS最長タイ記録の13試合連続で4得点以上を挙げている攻撃力も驚異だが、やはり最大の武器は投手力だ。今年のPSで2勝、防御率1・38、18奪三振のサイ・ヤング賞2度のスネルも素晴らしいが、やはり中心は大谷(1勝)、山本(1勝)、佐々木(2S)の侍トリオだろう。
4日(同5日)のフィリーズとのDS第1戦に「1番・投手兼DH」でPS初の二刀流出場した大谷は2回に3失点したものの、それ以外はほぼ完璧。最速101・4マイル(約163・2キロ)、最大落差69インチ(約175・3センチ)のカーブで1番ターナー、2番シュワバー、3番ハーパーの3人を12打数無安打5三振と完全に封じ、第2戦も10打数1安打5三振と勢いをそいだ。
サバシア氏は「土曜日にも球場にいて彼が投げるのを見ていたけど、いい感じだった。まだポストシーズン初登板。まだ良くなっていくだろうし、このまま引き続き先発投手としてやっていけたら10月のドジャースには大きな助けになるだろうね」と目を細めた。
2度目の右ヒジ手術を経た投球から進化を感じたという。
「前ほど力任せに投げていないように見える。メジャーに来た当初は球速だったり、スライダーを鋭く切るといったことが多かったけど、年を取るにつれ、カウントを意識し、力任せではなくストライクゾーン全体を使いながら投げているから見ていて楽しいよ」
山本はレッズとのWCS第2戦に先発して7回途中まで3安打自責点0と好投。6回無死満塁で最後の打者デラクルスをカーブ攻めで空振り三振に仕留め、無失点に抑えたのはエースの投球だった。
サバシア氏は「山本を見ていると、クラシックなエースだなって思うよ。球も速いし、1球目から最後の球まで試合を支配する能力。伝統的な、支配力のある投手だから彼も見ていてとても楽しいね」と大絶賛した。
最後はPSでは救援を務め、3試合で2セーブをマークしている佐々木だ。初セーブをマークした4日のDS第1戦は味方の9回の攻撃が一死になったところでブルペンに連絡が入り、2セーブ目を挙げた6日のDS第2戦は9回二死一、三塁で登板といずれも過酷な状況だったが、無失点で投げ切った。
レジェンド左腕は佐々木の好きな球種に「ファストボール(速球)」を挙げるとこう続けた。「とてつもなく素晴らしい腕の持ち主だね。彼がブルペンからクローザーとして出てきたら、多くの対戦相手にとってはタフだろうね」
クローザーには先発投手とは異なる資質が求められるが「彼は、間違いなく何でもできる才能を持っていると思うよ。クローザーは確かに少し特別だけど、彼ならできるんじゃないかな」と大きくうなずいた。
最後に3人の中で自分の現役時代と一番似ているのは誰かと問うと「ワオ、どうだろ? 全然分からないや。それはファンに判断を任せよう」と笑った。サバシア氏は侍トリオの活躍でドジャースが2年連続で世界一になることを確信している。













