ドジャースは6日(日本時間7日)に敵地フィラデルフィアで、フィリーズとの地区シリーズ第2戦に臨む。
4日(同5日)の第1戦は先発した大谷翔平投手(31)が6回3失点でポストシーズン初勝利を飾ったが、大事な初戦で逆転負けを食らったフィリーズ陣営はにわかに騒がしくなっている。ロブ・トムソン監督(62)は3点を先制した2回以外、つけ入る隙がなかった大谷について「見事な投球だった。今夜の大谷は本当に良かったと思う。脱帽するよ」と〝完敗〟を認めた。
素直に相手をたたえたとも受け取れるが、それだけでは済まなかった。中でも6回二死二塁から2番手で登板させたロバートソンを7回も続投させてピンチを招き、3番手のストラームがT・ヘルナンデスに逆転3ランを浴びた継投は大きな批判の的となっている。それに輪をかけて敵の大谷をたたえたことで、フィラデルフィアの不満は〝倍増〟。米全国紙「USA TODAY」は3勝先取の地区Sで敗退した場合、トムソン監督の去就は「非常に不透明になる」と伝えている。
さらに米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は5日(同6日)、「フィラデルフィアのファンは、その発言が諦めを示唆しているかのように聞こえ、快く思わなかった。シリーズ生き残りをかけた戦いを強いられるチームにとって、トムソン監督の敗北宣言は時期尚早に映り、彼自身の運命を暗示するものだったのかもしれない」と何とも意味深に伝えた。
もっとも、トムソン監督は同時に「先に進んでいく」と切り替えも強調していた。ナ・リーグ東地区を13ゲーム差の首位でぶっちぎった実力は確かだ。劣勢に変わりはないが、2戦目以降に巻き返すチャンスはある。
それでも、同メディアは「トムソン監督の発言は現実主義か諦観かもしれないが、第1戦の失敗に浸っている暇はない。即座に解決策が必要でトムソン監督が答えを導き出さなければならない。もはや失敗は許されない」と迫った。
フィリーズファンはスタンドをチームカラーの赤に染め、熱狂的な応援で選手たちを鼓舞し、ドジャースナインには特大のブーイングを浴びせた。この大きな期待を裏切った瞬間、一気に暴風が吹き荒れるかもしれない。












