ウクライナ侵攻において、ロシアと中国の協力関係が明るみに出てきた。

 ロシアは4日夜から5日朝の約5時間、ウクライナ西部リビウ州などをミサイルとドローンで攻撃し、5人が死亡した。2022年のウクライナ侵攻開始以来、ロシアによるウクライナへのミサイル、ドローン、空爆による最大規模の複合攻撃となった。

 標的となった施設の一つに外国ブランド衣料品の倉庫「スパロー・テクノパーク」が含まれていた。ロシアの情報筋は、ここがウクライナへのNATOの物資供給に使用されていると示唆した。しかし、リビウのアンドリー・サドヴィ市長は「これは民間施設であり、軍事的な要素は一切ない」と述べた。

 そんな中、ロシアと中国の協力関係が浮かび上がってきた。中国はウクライナ侵攻において、一貫して〝中立〟を主張してきた。一方、ロシア産原油を大量購入し、経済を下支えしている。

 さらにウクライナ国営通信社ウクルインフォルムは4日に「ウクライナ対外情報庁は、中国がロシアにウクライナ、特に外国投資家の施設に対するミサイル攻撃を行うための衛星情報データを提供している事実を記録した」と報じた。

 中国がロシアに協力している対価は、実戦経験のない中国軍を実戦豊富なロシア軍が訓練することとみられる。

 ロシア事情通は「英国情報機関によると、ロシアが中国の特殊部隊の訓練を開始したようです。ロシアの軍事基地と中国国内の訓練場で行われる集団訓練です。中国の特殊部隊は、着陸、射撃、空挺部隊の連携などを訓練しています。台湾侵攻を想定しているのでしょう。ロシアのウクライナ侵攻、中国の台湾侵攻において、両国が協力しているのかもしれません」と指摘した。