9月の陸上世界選手権(東京・国立競技場)で男子110メートル障害5位入賞の村竹ラシッド(JAL)が、話題となったあの場面の〝答え〟を導き出した。

 村竹は4日、地元・千葉県松戸市のイベントに参加。「松戸ファンフェスタin松戸まつり」のトークショーでは多くの地元の人々が駆け付け、村竹にねぎらいの言葉をかける場面も。世界選手権を終え「結果は不本意だったが、終わってみるとたくさんの方々に見ていただいて、いち選手として本当にうれしかった。これからも頑張りたいと思える大会だった」と振り返った。

 世界選手権ではメダル候補として挑んだが5位に終わり、レース直後に「何が足りなかったんだろう…」と号泣した話題を呼んだ。現在は「もう気持ちは前を向いている」と立ち直っているが、イベント後の取材では足りなかった〝何か〟の答えについて明かした。

「時間じゃないですか」と村竹。「メダルを目指し始めたのが昨年のパリ五輪後からだったので、メダルを取りに行くのにかける時間がまだまだ足りなかった」と大舞台から時間がたち、冷静に分析した。

 今後は来年のアジア大会(愛知・名古屋)、2027年世界選手権(中国・北京)、28年ロサンゼルス五輪も控える。「僕はまだ23歳で、ここで引退というわけには行かない。最終的な目標は北京大会と、ロス五輪にあると考えてシフトできたので、前を向けた」。若きハードラーが、メダル獲得のリベンジに燃える。