頼れる同期とさらなる高みへ――。陸上の世界選手権4日目(16日、東京・国立競技場)、男子110メートル障害決勝が行われ、村竹ラシッド(23=JAL)は13秒18で5位。日本勢初の表彰台には0秒06及ばなかった。

「人生でこんなに悔しいことはないかもしれない。これだけ陸上に打ち込んできたのに、何が足りなかったんだろう」。先月には日本人初の12秒台をマーク。2024年パリ五輪と同じ5位に入るも、メダルを本気で狙っていたからこそ、思わず泣き崩れた。

 順大時代の同期・三浦龍司(SUBARU)は15日の3000メートル障害で8位入賞。一時はメダル圏内に食い込むなど、世界の猛者たちと真っ向から戦った。村竹は「本当に龍司の存在は大きかった。メダル取れるんじゃないかと思わせてくれるようなレースだったので、ずっと刺激になっていた」と明かしたが、ともにメダルまであと一歩届かなかった。

 世界でメダルを狙うアスリートが身近にいるのは、お互いにとって大きなプラスだ。三浦も「出場する大会がかぶることも多いし、順大卒で同期なので、仲間意識や切磋琢磨しているという感覚」と感謝を口にする。

 国立競技場での経験はメダルへの思いをより強くした。「自分の脚が持つ限り、何年かかってでもメダルを取りたい」と村竹。次こそは順大OBコンビで日本陸上界の歴史を塗り替える。