西武は29日のロッテ戦(ベルーナ)に2―0と零封勝ちしホーム通算35勝34敗2分けの勝ち越しで本拠地最終戦を終えた。すでに3年連続Bクラスが確定しているチームは借金12でいずれも敵地で行われる残り4試合で1・5ゲーム差に迫る4位・楽天を追う。

 試合は2回にネビンの決勝弾となる21号ソロで西武が先制。6回には3連打から一死満塁の好機をつくりセデーニョの一塁後方への適時内野安打で追加点を挙げた。

 西口文也監督(53)は、これでパ・リーグ2位タイの21本塁打、通算141安打とし最多安打争いでトップの楽天・村林に並んだ優良助っ人・ネビンについて「本当に頼もしい助っ人でチームのために尽くしてくれるお手本となる選手。(1年目で出会えて)ラッキーというか、こちらが感心させられることが多かった」と激賞。すでに2年間の契約延長に合意している来季の主軸に全幅の信頼を語った。

 一方で、試合後のセレモニーではファンに向け「息詰まる投手戦、何回も見ることができたと思います」としながら「ですが、打って打って、打ち勝つような試合をなかなかお見せすることができなかったと思います。やはり、今のウチのチームの課題は打つ方です」とおわび。昨年よりは改善したとはいえ今年もリーグワーストのチーム打率2割3分2厘、391得点の改善継続に言及した。

「秋季練習、秋季キャンプでは技術練習だけでなく、フィジカルからしっかりと鍛えて、選手には一回りも二回りも大きくなっていってもらいたい。まだまだこれからのチームです。来シーズンもご声援をよろしくお願いします」

 現有戦力の底上げ、ドラフトはもちろんだが来季、チームが優勝争いに絡む即効性を求めるならば、今年加わり打線の中軸となっている渡部聖、ネビンに加えもう一人強力な助っ人が欲しい。

 現場ではペナントの大勢が決した9月以降、5本塁打と急激に帳尻を合わせにきたセデーニョ、7月に緊急加入したデービスの見極めが続いているが、チームがこの位置にいる責任の大きな部分は年俸1億6000万円(推定)の仕事を果たせていないセデーニョにある。国際部が追い掛けている有望な〝ストック〟があるならば、新たな主砲候補の補強は必須案件となる西武だ。