日本共産党の小池晃書記局長は29日、国会内で会見。自民党総裁選(10月4日投開票)をめぐる小泉進次郎氏陣営の〝ステマ問題〟について言及した。

 これは小泉陣営で広報班長を務めた牧島かれん元デジタル相の事務所が陣営内にメールを送付して配信動画へのコメント投稿を要請した問題。牧島氏は責任を取る形で広報班を辞任し、小泉氏は自らの関与を否定した上で「最終的には私の責任」と事実関係を認め謝罪していた。

 小池氏は一連の報道について「情けないですよね。政権党の総裁選で、デマまがいの…デマだな、こういうことをやるのは、はしたなさ過ぎる」と指摘した上で、批判の矛先を牧島かれん氏に向けた。

「これをやっていた牧島かれんさんはデジタル大臣を務めていた方です。だから私はこういったことを選挙のたびに野党に対してもやっていたんじゃないかなと思いますよ。牧島さんが広報班長を辞任するでは済まない。こういったことが国政選挙でも行われていたんじゃないかということで、自民党として調査すべきだと思います」

 総裁選は投開票日が5日後に迫った。しかし野党側からは自民党が総裁選を実施したことで、参院選から2か月以上が経っても国会が開かれない状況を問題視する声が出ている。

 小池氏は「全体的に今度の総裁選というのはあきれるばかりの低調な論戦。選挙というのは普通、やっていくとだんだん盛り上がっていくものですけど、だんだん盛り下がっていくと。どんどんつまらなくなっていくと、こういう選挙はあまり経験がないな」と嘆息し、その理由として「みんな(候補者)が同じことを言うようになって消費税の減税には否定的、大軍拡はみんな推進、選択的夫婦別姓はみんな反対と、みんな同じことを言うようになってきている」と評した。

「(候補者間で)できるだけ違いを見せないようにしようと、ちょっと異様な選挙。党内のコップのなかのたらいまわしみたいなことをやめて、早く国会を開いてほしい、それだけです」と小池氏は語った。