フィギュアスケート女子で2018年グランプリ(GP)ファイナル覇者の紀平梨花(トヨタ自動車)が29日、自身のインスタグラムを更新し、西山真瑚(オリエンタルバイオ)とアイスダンスのカップルを結成すると明かした。その電撃発表の背景とは――。
小学校の卒業文集に「オリンピック(五輪)で優勝」と記した紀平は、16歳でグランプリファイナルを初制覇。全日本選手権も2度制して、日本人女子2人目の4回転ジャンプ(サルコー)も成功させた。ところが、2022年北京五輪シーズンに右足首を負傷。思うようにケガが完治せず、今シーズンも中部選手権を欠場したことで、シングルでの26年ミラノ・コルティナ五輪出場の可能性は消滅していた。
しかし、アイスダンスであれば団体戦でのミラノ・コルティナ五輪出場の可能性が残されている。中部選手権欠場を決定後に、同じくカナダを拠点とする西山から誘いを受けた。試しに紀平が滑ったところ「新しいことに挑戦してみたい」との気持ちが芽生え、以前から興味のあったアイスダンスに取り組むことを決断した。
「元々シングルで中部選手権に出ることを目標にしていたが(ケガの影響で)高難度のジャンプが難しい。一度だけではなく、練習を積まないといい演技ができないので、今年のシングルでの活躍は難しいと判断した。その前から真瑚くんとトロントで練習をしたことがあった。(中部選手権の)欠場を決めてからトライアウトをした」(紀平)
今後はシングルと並行しながらアイスダンスにも取り組み、ミラノ・コルティナ五輪、30年にフランス・アルプス地域で開催される五輪の出場を狙うという。「可能性がある限りはどのチャンスもつかめるように努力はしていきたい」と展望を口にした。
直近は西日本選手権(10月31日~11月3日、滋賀)の出場を視野に入れている。練習は週5で積んでおり、プログラムも仕上げつつある段階。新たな挑戦がついに幕を開ける。












