茂木マダムが党員票のカギを握る? 自民党総裁選(10月4日投開票)の街頭演説会が24日、JR秋葉原駅前で行われた。集まった聴衆が候補者たちにエールを送ったが、異彩を放ったのが茂木敏充前幹事長に黄色い声援を送る〝茂木マダム〟たちだった。

 演説会は小林鷹之元経済安保担当相、茂木氏、林芳正官房長官、高市早苗前経済安保担当相、小泉進次郎農相の順に1人づつ街宣車に上がり各自10分の演説を行った。

 候補者が登場するたびに支援者から「がんばれー!」といった掛け声が掛けられた。なかでも掛け声が多かったのが高市氏と茂木氏。高市氏が「日本は国力を強くしなきゃいけない。今ならできる。そして今やらなきゃ間に合わない。やりましょうよ、皆さん一緒にやりましょう」と呼びかける早苗コールが沸き起こった。

 そんな高市氏の声援を上回ったのが茂木氏。茂木氏がワイシャツの袖を腕まくりしながら街宣車の上に姿を見せると黄色い声援が飛ぶ。声援の先に目を向けるとアイドルのコンサートさながらに女性たちがド派手なうちわを振っている。

 声援に気分をよくしたのか茂木氏の演説も熱を帯びる。「私のすべてをこの国にささげる! こういった思いで今回、立候補しました。日本に生まれてよかった、自信と誇りを持てるような国。こう思えるような日本を作っていきたい」と訴えた。

 演説後に茂木マダムを直撃。茂木マダムの1人によるとSNSの茂木ファンクラブの女子チームという位置付けで年齢層は40~50代。「茂木さんの勉強会とかいろいろな所で出会って自然発生的に集まって応援している」とのこと。

 茂木氏の魅力について「実力と安定感」と政治家としての評価に加え、「TikTokとかでカワイイんですよ。コワモテのイメージが強いんですけど親しみやすい人なんだというギャップが私たちの間で評判なんです」(同)。

 茂木マダムはただのファンではなく自民党員でもあるだけに、その熱量は総裁選の行方に影響しそうだ。