自民党総裁選(10月4日投開票)が22日告示され、立候補した茂木敏充前幹事長がスポーツ紙の合同インタビューに応じた。
茂木氏の強みは外相や経済相、行革相のほか、党幹事長、政調会長などを歴任してきた経験と実績だ。重要閣僚や党三役に就いたことがない小泉進次郎農水相や小林鷹之元経済安保相は時期尚早との声も多い。
茂木氏は「今の時期はリーダーとして、特に難しい状況。自民党は逆風にある。組織の上に立つというよりは、逆風の中に先頭に立って引っ張っていき結果を出し、日本を前に進める」と自信をのぞかせた。
経済再生相時の日米関税交渉でトランプ大統領からは〝タフ・ネゴシエーター〟と言わしめた。茂木氏の能力の高さを示すエピソードになっているが「チームプレーでいい結果が出たと思っている。皆、結構粘り強く交渉したチームですよ」と振り返る。
「自分で仕事を抱え込むということはしない。チームで仕事をしたい。できれば困難なことは自分で引き受けたいけど、それぞれの個性や能力を引き出すことが、いい結果を生むと思っている」とキッパリ。
さらに、交渉術について「一つは信頼関係。特に外国交渉となりますと、お互い自国の利益を守らないといけない中、交渉はするが、ゼロサムゲームではない。お互いに優先事項が必ずしも一致しないが、その中で着地点や合意点を見つける。『相手も6対4で取った、自分も6対4で取った』となるのがベストだと思う」と極意を語った。
一方、気さくな素顔も見せた。総裁選準備で多忙な中、先日、幕を閉じた世界陸上をチェックしていたという。男子35キロ競歩で銅メダルの勝木隼人や、女子20キロ競歩で銅メダルの藤井菜々子に熱視線を送っていたかと思いきや、真っ先に名前を挙げたのは、スペシャルアンバサダーを務めた俳優の織田裕二だ。
今回の世界陸上で卒業する織田に対し「残念ですね」と惜しみ「好きなことや情熱は伝わるんじゃないかな。スポーツも政治、ある意味、感動やワクワクといったことが大切」と語った。
「自民党の再生や日本の再生、待ったなし。私の全てをこの国に捧げたい」と茂木氏は織田裕二さながらの熱量を持って、自民党、日本の立て直しに臨む覚悟だ。












