ドジャースの大谷翔平投手(31)は19日(日本時間20日)に本拠地ロサンゼルスでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場し、2試合ぶりの52号を放ち、4打数1安打3打点、1得点だった。打率2割8分3厘。チームは6―3で勝って3連勝。13年連続となるポストシーズン進出を決め、地区優勝へのマジックを4とした。
まさにスーパースターの一振りだった。ドジャー・スタジアムが騒然となったのは1―2の5回二死一、二塁だった。左腕レイのカウント2―2からの5球目、外角高めの95・5マイル(約153・7キロ)のフォーシームを捉えて逆方向へ。ファンは両腕を突き上げて総立ちだ。角度30度、打球速度100・2マイル(約161・3キロ)で高々と上がった打球が左翼席へ消えるの見届けるとバットを空中に放り投げて回転させた。逆転の52号3ランは飛距離370フィート(約112・8メートル)だった。これでトップのシュワバー(フィリーズ)と1本差だ。同時に5回途中で降板したカーショーの黒星を消した。
試合後、NHKBSのインタビューに「何とかバットに当ててフィールド内に収めたいなと思っていたので、いいコースでしたけどファウルにならずにしっかりと打ち切れたので良かった。打った瞬間、行くなとは思ったんですけど、その前の打席でもしっかりいい捉え方をしていたので自信を持って打席に入れた」と答えた。
思えば1年前の9月19日は敵地マイアミでのマーリンズ戦で史上初の「50―50」を達成している。大谷にとっても野球ファンにとっても忘れらない一日だ。自らのバットで記念日を上書きした格好だ。
試合前からドジャー・スタジアムは異様な熱気に包まれていた。前日18日(同19日)に現役引退を発表した通算222勝のレジェンド左腕カーショーのレギュラーシーズン最後の本拠地登板だからだ。
「勝てたのでホッとしているのと、カーショーの記念すべき日にしっかりと勝ちで終われたのは大きいと思います」
初回、カーショーが先頭ラモスに先頭打者弾を浴びた直後、ドジャースの先頭打者として打席に入った。2球で追い込まれた3球目、内角高めの93・9マイル(約151・1キロ)のフォーシームに詰まらされて遊飛に倒れた。
1―2の3回一死無走者は1ストライクからの2球目、真ん中やや高めの94・6マイル(約152・2キロ)のフォーシームを強打。角度19度、打球速度105・5マイル(約170キロ)で中堅へ伸びたが、中堅手がアンツカーで捕球した。
6―3の7回一死無走者は3番手の左腕ゲージのカウント1―2からの4球目、真ん中低めの87・4マイル(約1407キロ)のチェンジアップに空振り三振。
2年連続ワールドシリーズ制覇の挑戦権を手にしたが、「まずは最後までレギュラーシーズン1試合、1試合を大事にしたい。ポストシーズン進出を決められたのは大きい。1試合、1試合大事にしながら明日切り替えて頑張りたいと思います」と冷静だった。
チーム154試合で52本は昨季と同じペース。昨季は上積みは2本だったが、今季は何本重ねることができるか楽しみだ。












