ドジャース・大谷翔平投手(31)は16日(日本時間17日)のフィリーズ戦に先発して5回無安打、無失点の圧巻投球を披露した。5回終了時点でスコアは4―0。勝利投手の権利を得て、68球でマウンドを降りた。

 悲劇的だった。直後の6回、フィリーズはド軍救援陣から一挙6得点。悪夢のような展開で、大谷の白星は無情にも消えた。この継投失敗にドジャースファンの怒りは頂点に。結果的に2番手・ロブレスキがのまれる形で3ランを含む5連打を浴びて逆転を許す展開となり、ロバーツ監督の采配が裏目に出た形となった。

 悲鳴ののち怒り、落胆、失望…。現地では本拠地にもかかわらず、ロバーツ監督に対するブーイングが沸き起こり、ネットなどではドジャースファンを中心にネガティブな感情であふれた。「勝ち投手の権利消失。これはかわいそう」「ロバーツ監督は何度ドジャースファンに悪夢を見させるのか」「ロバーツ監督の一貫性のないブルペンの使い方が全ての元凶。ロブレスキは責められない」といったやり場のない怒りで充満。二刀流スターがこれ以上ない輝きを放つ一方で、体たらくに映るベンチワークがファンの落胆を一層誘う形となった。

 投手兼DHで1番に入った大谷は、2点を追う8回に2年連続で大台到達となる50号ソロを放ち、追撃スイッチを入れる獅子奮迅の活躍。この回に何とかチームは追いついたが、直後の9回に6番手・トライネンが勝ち越し3ランを浴びて万事休す。ドジャースファンにとっては最後までのフラストレーションのたまる一戦となってしまった。