陸上世界選手権(東京)第2日、女子マラソン(国立競技場発着42・195キロ)が14日に開催され、過酷な条件下でのレースに棄権者が続出して物議を醸している。

 開催地の東京は9月も酷暑が続いており、レース開始時間が午前8時から7時30分に前倒しされたが、レース後半には気温が30度、湿度も80%に達するなどマラソンの開催としては極めて厳しい環境となった。

 実際に、36キロ地点で3番手を走っていた優勝候補のマグダリン・マサイ(ケニア)が途中棄権するアクシデントが発生するなど深刻な事態に見舞われた。

 果たしてこの時期に東京でマラソンを開催するのが正解だったのか、ファンの間では議論が沸騰。前日の競歩でも棄権者が続出していたこともあり、開催地や時間帯の変更を求める声が上がっている。「東京2020の札幌マラソンみたいに少しでも涼しい競技環境で、って発想はなかったのかな。軽井沢とか那須とか新幹線で1時間もあれば移動できるとこで危険回避しながらレースできると思うんだけどなぁ」と東京五輪のように札幌や、もしくは首都圏から至近距離の避暑地を利用するべきとの意見が出ている。また「夏のマラソンはマジで酷だ! 競歩の様に周回コースにして、ナイター開催にしては!?」と午前にこだわらず気温が下がるナイターでの開催をプッシュする声も出ている。

 東京で夏場のマラソン開催はアスリートファーストとはほど遠い状況。明日15日の男子マラソンでも懸念が高まる。