陸上の世界選手権初日(13日、東京・国立競技場)、女子1500メートル予選が行われ、田中希実(26=ニューバランス)が1組10着に終わり、各組6着までの準決勝進出を逃した。
無力さを痛感した。田中は「やっぱり今の実力では厳しかった部分が大きい。正々堂々としたレース運びができない。あのペースの時に、余裕を持って走ることができないところに弱さを感じた。ラストも自分の力を出し切っているつもりでも、その出し方がわからないというところがあると思った」と振り返った。
同種目で8位入賞だった2021年の東京五輪は無観客だったが、この日は母国の大歓声の中で走ることができた。田中は「たくさんの方に見ていただいていることが、すごくうれしくて楽しい。スタートラインにつくまで幸せな時間を味わうことができた」と語った。
続けて「練習中にあきらめそうになった時も最後まで動かしきることを大事にできたので、そこは私自身が私自身には負けなかったと思う。そこの域に到達できたのは、たくさんの方、身にきてくれた方のおかげ。ただ、いくら私が私に負けなくても、ほかの人に負けてしまっては意味がない」と結果を受け止めた。
さらに「順位やタイムは伴っていないけど、この経験は悔しいという言葉で表せない気持ち。この気持ちをすごく大事に、この後も5000メートルがあるので、今はどんな結果であれ、この瞬間のためにすべてがあったと思いたい。こういう結果になっているのはふがいないが、私自身がこの場に立てて、こんな幸せだったり、ふがいなかったりという思いを味わえているのは、これまでの過程があったからだと思えている」と語った。
残るは5000メートル。18日に予選へと臨む。













