陸上の世界選手権初日(13日、東京・国立競技場)、男子100メートルで2大会連続ファイナリストのサニブラウン・ハキーム(26=東レ)が予選敗退。タイムは10秒37と振るわなかった。

 あっけない〝終戦〟にサニブラウンは「本当にもったいないことをした。前半から組み立てていかないといけない場面で後れを取って動きが硬くなって失速してしまった」と振り返った。

 本来の走りとは程遠い要因は準備不足。今季は6月に右股関節を痛めるなど、十分な調整ができず7月の日本選手権では予選敗退。最高タイムは10秒31にとどまっていた。

 急ピッチの調整で大舞台に備えてきたが「こういうところに、けがをして練習できていない部分が出た。この世界はものすごくレベルが高い。急に帳尻を合わせたからといって、戦えるわけじゃない。日々の練習の重みを感じた」と思わず本音をもらした。

 この結果に、TBS系の生中継に出演した大会スペシャルアンバサダーを務める俳優・織田裕二は「うーん、厳しいね、世界陸上って。本当に怖い世界だよね。決勝に2回行くのは完全な実力がある証拠で、でも予選落ちしてしまう。怖っ。これが世界だというのを見せつけられた」と感想を語った。

 この悔しさをさらなる向上へとつなげていきたいところだ。