ナ・リーグのMVP争いはドジャースの大谷翔平投手(31)とフィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)との一騎打ちと見られていたが、FOXスポーツ(電子版)は10日(日本時間11日)にメッツのフアン・ソト外野手(26)をダークホースに挙げた。
MLBアナリストで自身のマルチメディア番組「フリッピンバッツ」の司会を務めるベン・バーランダー氏は「ソトは今年オールスター戦にも選ばれず、シーズン前半は彼らしい数字を残していなかった。しかし今は違う」と、メッツの選手が誰も達成していない「40本塁打―30盗塁」に到達目前のソトはMVP候補だと伝えた。
現在ソトは38本塁打、30盗塁で、「歴史的にもごく限られた選手しか成し得ていない40本塁打、30盗塁、100得点、100打点、100四球という記録を目前にしている。最後に達成したのは(ア・リーグは)1999年のジェフ・バグウェルと(ナ・リーグは)1997年のバリー・ボンズで、それ以来誰もやっていない」と紹介した。
さらに、スプリントスピードが下位15%に位置し決して速くないにもかかわらず、これまでのキャリアハイだった12盗塁から一気に30盗塁に伸ばした努力を称賛。「ソトは歴史的なシーズンを送り、MVPを取れるレベルだ」と評価したが、「大谷翔平が存在しなければ」と結んだ。
バーランダー氏は「それは決して大谷が二刀流だからではない」と述べ、ファングラフスの総合的な攻撃貢献を見るOff(打撃と走塁の価値を合算した指標)に言及した。9日(同10日)時点のOffは大谷が56.9、ソトが44.7、シュワバーが38.6となっている。同氏は「打者としての大谷だけでもナ・リーグの誰も近づけない」と断言。そのうえで「投げてもいる。先発投手としては、今年最も多くの100マイル(約160.9キロ)超えの直球を記録しているんだ」と強調した。
最後に「大谷がMVPでないとしたら、投票者が大谷に入れることに疲れてしまった時だけだ。彼は満場一致でMVPを取るべき存在なんだ」と断言した。ちなみにバーランダー氏は大谷の熱狂的なファンとして米国でも有名だ。












