ドジャースの山本由伸投手(27)は31日(日本時間1日)に本拠地ロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に先発し、7回を4安打1失点、10三振無四球で12勝目は逃したがエースの投球だった。チームは5―4でサヨナラ勝ちで連敗を2で止め、地区優勝へのマジックを「23」とした。3回まで完全投球。4回先頭ペルドモは2球で追い込んだ3球目、内角高めの96・3マイル(約155キロ)のフォーシームで空振り三振。続く、マルテは絶妙のバントを三塁前に転がして内野安打で出塁。3番キャロルに外角低めのスプリットを拾われて中前に落とされ、一死一、二塁と初めて得点圏に走者を背負った。4番アレクサンダーはスプリットで空振り三振。しかし、デルカスティーヨに内角高めのフォーシームを右前にはじき返されて2―1とされ、なおも二死一、三塁とピンチは続いたがロックリアは3球三振。スプリットを内角低めに落としてバットに空を切らせた。

 5、6回は三者凡退。7回は一死後、デルカスティーヨに右前打されるも後続を抑えた。フォーシーム、シンカー、スプリット、カットボール、カーブの全てが決め球だった。7回を投げ切り、自己最多タイの10三振。ベンチに戻った背番号18は笑顔だった。

 しかし、快勝ムードが降板直後に暗転した。8回に登板した左腕スコットが簡単に二死を取ったが、ペルドモに右前打、マルテに左前打と連打されるとキャロルに同点3ランを被弾。左打者に3連打され同点に追い付かれた。試合前にパドレスが敗れており、絶対に勝たなければいけない大事な一戦にまさかの継投失敗。ドジャースの公式X(旧ツイッター)は大炎上した。

「タナー・スコットが台なしにした」

「タナー・スコットは大嫌いだ」

「タナー・スコットは何てクズなんだ」

「タナー・スコットは死んでしまえ」

 さらにはロバーツ監督批判があふれた。「ロバーツを排除するときがきた」

「何度も言ってきたようにロバーツはドジャースを去るべきだ」

「クソったれの監督」

 前日の試合後、5回無死二、三塁に大谷の左飛でタッチアップするも滑り込まずに本塁で憤死したキケことE・ヘルナンデスの走塁。さらには7回無死二、三塁で中犠飛で失点した直後にパヘスの悪送球やグラスノーがベースカバーを怠り失点したことを「らしくない集中力の欠如があった。言い訳はできない」などと批判していただけにブーメランが返ってきた。

 9回に代打スミスのサヨナラ本塁打で何とか勝利したが、勝負の9月に不安の残る試合だった。