ソフトバンクは31日のロッテ戦(ZOZOマリン)に3―4で競り負けて2連敗。最下位を相手に痛恨のカード負け越しを喫した。

 攻守でミスが止まらなかった。守備では3回に嶺井が捕逸を2度記録するなど1イニングで3つのバッテリーミスを犯し、決勝点を献上した。攻撃では4回に二塁走者の野村がけん制死。8回には二死一、二塁から代打・柳町の適時打で1点差に詰め寄ったが、代走の一走・川村が三塁憤死で同点の機会を逃してしまった。14安打を放ちながら10残塁の拙攻続きだった。

 小久保裕紀監督(53)は「恥ずかしいです。この時期にこんな野球をして。すみません」と厳しい口調。2位・日本ハムも連敗でゲーム差は「1」のまま。差は縮まらなかったが、広げることもできなかった。30日の逆転負けを含めて「勝ち切れなかった2試合」のダメージは大きい。

 試合後には選手を集め、指揮官自ら「野球は間があるスポーツ。間がある時に何を考えられるか。何も考えていないようじゃプロ野球選手じゃない」と言葉を発した。小久保ホークスで試合後に緊急ミーティングが開かれることは決して多くない。4月30日の日本ハム戦(みずほペイペイ)の試合後にも行われたが、当時は借金6を抱えてリーグ最下位に沈んでいた。

 その時の鷹将は「勝負事は細部に宿る」と訓示したが、現在は首位に立つ。順位はまるで異なるが、日本ハムとのデッドヒートは続いている。シーズンも残り25試合となり、どちらに転んでもおかしくない状態だ。

 自ら相手に付け入る隙を与えるようなプレーは命取りになりかねない。だからこそ時間が限られるビジター球場の試合後であっても、ナインを呼び寄せたのだろう。

 鷹将の背水の覚悟がにじんだ異例の緊急ミーティング。4月は実施した2日後の5月2日に劇的なサヨナラ勝利を収めて以降、チームは驚異的な上昇カーブを描いたが、今回は果たして――。