今季もいよいよ佳境を迎えるメジャーリーグで、最終盤の注目となるMVPレースに関して米公式サイト「MLB.com」が最新の独自集計を発表した。専門家37人による投票の結果、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平投手(31)が圧倒的な強さで首位に立ち「ほぼ決着」と評された。

 投票は各記者がリーグ内のトップ5選手を選び、順位に応じてポイントを付与する方式。大谷は34人から1位票を獲得し、合計ポイントで圧倒的な差をつけた。45本塁打はリーグトップタイ、長打率6割1分9厘、OPS1・008でも首位に立ち、得点122、塁打数307はメジャー全体でもトップ。さらにシーズン途中から復帰した投手としても27回1/3を投げて35奪三振、防御率4・61と、投打の両面でインパクトを残していることが評価を後押しした。

 ナ・リーグ2位には45本塁打、打点109をマークしているフィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)が入り、3位はbWAR(勝利貢献度を示す指標)64を誇るカブスのピート・クロウ=アームストロング外野手(23)が続いた。4位はフィリーズのトレア・ターナー内野手(32)、5位はパイレーツのポール・スケネス投手(23)が名を連ねる。いずれも数字を残しているものの、大谷の存在感には及ばなかった。

 一方のア・リーグでは、マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が25日(日本時間26日)の本拠地パドレス戦で両リーグ一番乗りの50号をたたき出すなど60本塁打ペースで、22票を集め首位に浮上。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)は2位、ロイヤルズのボビー・ウィット・ジュニア内野手(32)が3位で追っている。

 シーズンMVPは最終的に記者投票によって決まるが、現時点でナ・リーグにおいては大谷が抜きんでた状況にある。本格復帰しつつある二刀流としての存在感もあらためて見せつけている今季、満票に近い形での受賞も現実味を帯びてきた。