伊豆ベロドロームで開催されている「第94回全日本自転車競技選手権大会トラック」は24日、3日目を行った。

 男子ケイリン決勝は太田海也(TEAM RAKUTEN K DREAMS)が中野慎詞(TEAM RAKUTEN K DREAMS)との歴史に残る激闘を制し優勝。太田は「ゴール後、シンジに『どっち勝った?』って聞いたら『俺も分からん!』って」と興奮気味に振り返ると、「すごく濃いメンバーの中、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。

 惜敗の2位だった中野は「差したとも思ったけど…。悔しい」と表情をゆがめながらも、2人で「いいレースができたと思う」と口を揃えた。3位に食い込んだのは新星・尾野翔一(JPCA)で「(大会前に)倒すとか言っておこがましかったです」と舌を出しつつも「タイムも伸びているし、いい経験になった。自分はまだカーボンに乗って5か月なんで。ナショナルチームの雰囲気もすごくいいですから」と今後への成長を確信していた。

 女子ケイリンは佐藤水菜(TEAM RAKUTEN K DREAMS)が貫禄の優勝を手にし「残り1周は全力で、と思っていた」と力の差を見せつけた形だった。男子オムニアムは児島直樹(JIK日本競輪選手養成所)が制し、内野艶和(TEAM RAKUTEN K DREAMS)は女子スクラッチとマディソン(垣田真穂=TEAM RAKUTEN K DREAMSとのタッグ)での優勝も手にした。