マウンド復帰したドジャースの大谷翔平投手(31)がすごみを増したことについて、MLB公式サイトは20日(日本時間21日)に「大谷が全くの違う投手である3つの理由」を検証した。
同サイトはまず「投手・大谷はこれまで通り、いや、それ以上にえげつない存在になっている」と評価。その上で「しかし、もうひとつ確かなことがある。2025年の大谷は以前と同じ投手ではないということだ」と、エンゼルス時代と異なる3つの点を紹介した。
第1の特徴はフォーシームの球速アップ。今季の平均球速はキャリア最高の98.2マイル(約158キロ)で、これはメジャーの先発投手では1位のブルワーズの怪物新人ミジオロウスキーの99.2マイル(約159.6キロ)には及ばないものの、5位タイだ。同サイトは「大谷は常に速球を投げてきたが、これほど速いのは初めてだ」と驚くと、フォーシームの使用率45%は速球を投げる割合が3分の1だった23年から大幅に上昇していると紹介。さらに「球速アップは回転数の上昇をもたらし、平均2435回転というキャリアハイの回転数を記録。この2つが相まって空振りを多く生み出している」と強調した。
第2の特徴はスプリットの使い方。かつては空振りを奪う代名詞だったが、今季の使用率はわずか4%未満。「リリース角度が2023年の41度から35度に下がり、横の変化が倍増。左打者には効果的だが、右打者にはバットの芯に入りやすいため、大谷はスプリットを左打者専用の球種として投じている」と伝える。
そして第3の特徴は、新しい決め球となったスライダーだ。「大谷がほとんど投げてこなかった球種が、今、最もえげつない決め球になった」と同サイト。今季、投球の11%を占めるスライダーによる奪三振は10を記録。空振り率は57%に達し、スプリットを上回る数字となった。
「大谷の最大の特徴は、驚異的な適応力にある。カッターやシンカーを加えてきたように、今度は高速スライダーを武器にしている」
ロバーツ監督は今年のレギュラーシーズン中は「5回まで」と制限する考え。10月のポストシーズンでリミッターを外した大谷はどんな投球をするのか。待ち遠しい。












