〝炎の飛龍〟藤波辰爾(71)が主宰する「ドラディション」の11月14日東京・後楽園ホール大会のサブタイトルが「無我」に決定した。

 年内最後の興行となる同大会は「DRADITION 2025 DRAGON EXPO 1995」と題されて行われる。「1995」は藤波が「無我」を旗揚げした年であり、大会のサブタイトルとして正式にその2文字が使用されることとなった。無我を冠する大会の開催は2007年12月13日後楽園大会以来で、実に約18年ぶりとなる。

2006年に設立した無我ワールドプロレスリング(左からヒロ斉藤、吉江豊、西村修、藤波辰爾、後藤達俊、竹村豪氏、長井満也)
2006年に設立した無我ワールドプロレスリング(左からヒロ斉藤、吉江豊、西村修、藤波辰爾、後藤達俊、竹村豪氏、長井満也)

 これを受け藤波も「今回、西村君のご家族も『無我』の大会タイトルを快く受けてくださり実現に至りました。本来、西村君もこのリングにはいてほしかった」とコメントを発表。今年2月に死去した弟子の西村修さんは、2007年10月に「無我」の商標権を登録した上で無我ワールドプロレスリングを離脱したこともあり、藤波と長期にわたる確執が生まれてしまっていた。

 しかし西村の死去直前には和解に向けた動きが進んでいたこともあって、改めて師弟の絆を象徴する2文字がサブタイトルに使用された格好だ。藤波は「今回、それはかないませんでしたが、『無我』『無我ワールド』『ドラディション』の三つの時代をそれぞれ切り取り、2025年の現在進行形の『無我』を皆さんに見せられるような対戦カードを考えています。振り返るだけでなく、新たな挑戦をお見せできるよう、精いっぱいの力で闘います」と思いを明かした。