女子プロレス「T―HEARTS」を率いる堀田祐美子(58)が、自身の40周年記念興行(15日、東京・後楽園ホール)で開催したワンデータッグトーナメントで優勝した。

 同トーナメントはレジェンドと若手レスラーがそれぞれくじ引きを引き、タッグパートナーが決定。堀田はかわいがっている後輩であるSareeeとコンビを組んで出場した。全6チームが参加し、シードとなった堀田組は、準決勝でアジャコング&ウナギ・サヤカを撃破し、決勝進出が確定。井上京子&豊田紗也夏を破った神取忍&叶ミクと対戦した。なお、第2試合で行われた1回戦で尾崎魔弓&なつぽいと井上貴子&安納サオリが10分時間切れドローとなったことにより、神取組は準決勝が不戦勝となり決勝進出が決まった。

準決勝でアジャコング(手前)を攻める堀田をカットするウナギサヤカ
準決勝でアジャコング(手前)を攻める堀田をカットするウナギサヤカ

 決勝では両軍が意地を張り合い、一進一退の攻防を展開。これまで何度もいがみ合ってきた神取と対峙した堀田は、目の色を変えて張り手を見舞う。そこからビンタ合戦が始まり、乱闘になる場面も。

 試合が10分過ぎると愛弟子である叶にドロップキックを連打されたが、Sareeeとの好連係を炸裂させ流れを奪う。最後は堀田が叶にピラミッドドライバーを決めた上にSareeeがダイビングフットスタンプを投下。完璧な3カウントを奪い、タッグトーナメントを制した。

 試合後、マイクを持った堀田は「2試合キツかった。でも、味方にSareeeがいてくれたからこそ優勝できました」と笑顔を見せた。そして、ライバルの神取に目を向けると「神取、ありがとう。決勝まで残ったことで久しぶりにアンタの憎らしい顔を見られて、戦えてよかった。私もライバル神取忍がいたから40年続けてこれた。いがみ合ったり、何年も音信不通だったり、考えが違ったかもしれない。でも、ここで神取忍という素晴らしい選手に再会できたことに感謝したいと思います」と感謝を述べた。

 後輩のSareeeと叶に向けて語り始めた堀田は「女子プロレスにこういう若い、いい選手もいます。Sareeeは今の女子プロレスの象徴。この選手がもっともっと女子プロレス界を引っ張ってくれると思います!」とエールを送った。

 最後には出場選手、来場した先輩、後輩、同期と記念撮影をした堀田は「皆さん今日はありがとうございました!」と絶叫し、大会を締めた。