プロレス界のスーパースター、故アントニオ猪木さんのデビュー65周年記念イベント「ANTONIO INOKI EXPO」が、14日から東京・京王百貨店新宿店でスタート。オープニングイベントでは、イベントアンバサダーを務めるLDH所属の16人組ダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」の武知海青(27)と、猪木さんの弟子で〝黒のカリスマ〟こと蝶野正洋(61)が爆笑トークを繰り広げた。

 武知はDDT所属のプロレスラーとしてリングに上がっており、レスラーとしてのイベント出演は初めてだという。「東京ドームで踊るより緊張する」と笑顔。猪木さんのイメージについては「やっぱり強いし、怖い。戦う勇気は持てない」とし、プロレスファンのLDH社長のHIROに触れて「HIROさんのオリジナル技があるんで、それを試合でやってほしいと言われている」などと語った。

 蝶野は猪木さんの一番弟子・藤波辰爾の展示物もあることから「あれ? 藤波さんはいつ亡くなったんですか?」と、得意のブラックジョークをかまして全開に。「HIROさんって、ヒロ斉藤さん?」とボケると、テープカットの際にも「フライングしないでね」などと武知に突っ込んだ。さらには「二刀流でダンス、芸能もやりながらプロレスをしっかりやるパターンをつくってほしい」とエールを送りつつ「これからだよ。年間150~160試合やって」といい、武知を「RAMPAGEをやめないと」と苦笑いさせた。

 武知が蝶野について「アドリブ力ですね。圧倒されています。技のように飛んでくるんで」というと〝黒のカリスマ〟は「俺とか(闘魂)三銃士世代はまだ常識がある。その上の危ない先輩たち、藤波さん、長州(力)さんとは、もう会話にならないよ。気をつけて、これから」とプロレス界のレジェンドにも流れ弾を飛ばしながら、アドバイスを送った。

 さらには2002年2月1日の新日本プロレス札幌大会のリング上で起きた、伝説の〝猪木問答〟についても言及。当事者の蝶野は「猪木さんはマイクでもう投げっぱなし。拾ってくれない。投げ返す球もどこに行ってるか、わからないくらいだから、会話にならない」として「リングに上がっての『テメーッ、このヤローッ!』のやり取りはお互い、聞いてないからね。ただ、自分の勢いでガンガンいくしかないんだ」と、燃える闘魂流のマイクパフォーマンスを伝授した。

 武知は「僕もそれをやっていかないと」と返すと、蝶野は「ただ、それは芸能界では通用しないからね」と言ってニヤリ。猪木さん仕込みのトーク力には、〝新人レスラー〟の武知はタジタジとなっていた。
 
「INOKI EXPO」は21日まで行われる。