J1FC東京の日本代表DF長友佑都(38)が、来年の北中米W杯へ向けて奮闘を続けている。今季も所属クラブで年齢を感じさせないパフォーマンスを発揮する一方で、7月の東アジアE―1選手権(韓国)では2022年カタールW杯以来となるA代表のピッチに立った。大ベテランは5度目の大舞台へ立てるのか。元日本代表MF前園真聖氏(51=本紙評論家)が占った。
来年のW杯メンバーに長友が入るのか、注目の的となっている。5大会連続W杯出場は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)やポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(アルナスル)らの例があり、2人は来年に6大会連続を達成する可能性もある。だが、日本代表では史上初となる快挙だ。
リーダーシップがあり、ムードメーカー的な役割もこなせるとはいえ、本人はあくまで一選手としてチームに加わることにこだわる。かねて「W杯優勝メンバ―の一員となるために、逆算して何をすべきか考えて行動していきたい」と力説。10日の鹿島戦(味スタ)後には「全盛期のインテル時代の自分に戻ってきている。それをピッチの上で証明できるように頑張りたい」と完全復活への自信をにじませた。
そんなベテランを森保一監督はW杯に連れていくのか。前園氏は「経験値を含めてというところはあるでしょうけど、チームをまとめるなどピッチ外のことは置いておいて、森保さんはあくまで選手として招集していると思います。チーム(FC東京)で出場機会がなければ別ですけど、しっかり出ている。そこに関しては何も言うことはありません。長友選手自身もW杯を目指していると言っていますし、可能性としては十分だと思います」と指摘した。
日本代表のメンバー構成を踏まえると、バリバリのスタメンとはいかないが、大事な持ち場があるという。「W杯において監督は、いろいろなシチュエーションを考えます。最終ラインを3枚でやったり4枚でやったりすることもありますし、選手にはさまざまな役割があります。例えば長友選手なら、スタメンではなくても徹底的に特定の選手をマンツーマンで抑える時とかに力を発揮すると思います」。要所で必ず力を発揮してくれる〝守備のジョーカー〟というわけだ。
選手として機能するからこそ、ピッチ外の貢献もより影響力を増す。「準備段階や大会中に、おそらくうまくいかないこともあるでしょう。そういうときでも、これまでの経験から彼は対処法もわかっていますし、頼もしい存在です」。もちろん所属クラブでのアピール継続が前提だが、5度目の大舞台は近づきつつあるようだ。












