日本維新の会の両院議員総会で国会議員団代表選挙が8日、国会内で行われ、藤田文武前幹事長が選出された。自公との連立について改めて否定した。

 先の参院選で維新は7議席を獲得し、目標の改選6議席以上は達成したが比例票は前回の参院選からほぼ半減し、執行部の責任を問う声が噴出。それを受け前原誠司共同代表が辞任の意向を表明した。

 選挙には藤田氏、松沢成文氏、斉木武志氏の3人が立候補。所属国会議員による投票が行われ、総得票数57のうち藤田氏が49票、斉木氏7票、松沢氏1票となり、藤田氏が国会議員団代表に選出された。

 藤田氏は「今、維新が非常に逆風、厳しい状況。党勢危うしという評価を世間、メディアからもいただいている。党をどうするかと思い悩んでいたが、やはり原点に返って、その他の政党が言えない本質的な課題に取り組んで再スタートを切りたい」と意気込んだ。自公との連立の可能性についても言及し「石破政権と連立を考えることはあり得ないと思います」と否定した。

 とはいえ、自民との連立説は根強くあり、自民が今後も連立の道を模索する可能性は残る。勢いを失いつつある維新にとって悩ましい選択となるかもしれない。

 ただ石破首相が辞任したとしても、「自公とは連立しない方がいい」という声が党内から上がっている。維新関係者は「元々、大阪で自民党を批判して存在感を示してきた。自公と連立を組むとなると、今やろうとしている社会保険料を下げるという政策も駆け引きのなかで中途半端なものになってしまう。連立を組んでしまうと存在感を失いかねない」と危惧する。藤田氏は維新を立て直すことができるか。