タイの有名占い師がタイとカンボジアの国境での紛争激化を予言するも外れて、弁護士から刑事告訴された。タイメディア「タイガー」が先日、報じた。

 タイ人の弁護士2人が、タイとカンボジアの国境で衝突が起こると予言してパニックを広めたとして、有名な占い師を刑事告訴した。

 プライ・プライ・カシップとして知られる占い師ウォラチャ・プライ・ピニトロカコーンさんは8月2日にメディアのインタビューに応じ、カンボジアとの国境問題についてコメントした。

「今後1、2日以内に再び大規模な襲撃が発生するでしょう。人々は今、財産の安全を心配すべきです。家に帰らず、身の安全を心配してください。流血はこれまで以上に激しいものになると思います。私が見た限りでは、何か大規模で破壊的な兵器が使われるでしょう。タイが保有する最強の兵器はまだ配備されていませんが、今年後半には配備されるでしょう。配備されれば、すべてが静まり返るでしょう。その沈黙が訪れる前に、他国との外交関係にも影響が出るでしょう。来月中にはすべてが終わると信じています」

 プライ氏の予言は、特にオカルトを信じる一部の人々の間に不安を引き起こした。

 8月3日、元麻薬取締局職員のルワット・クリンケイソン氏はSNSに「1、2日以内に起きると言っていましたよね。もう1日たちましたが、何も起きていません。もし起きなかったら、どう責任を取るんですか?地方の人たちは、あなたのような人たちをまだ信じています。彼らの精神状態は悪化しています。もしあなたの予言が外れたらどうする?二度とそんなことを言わないで。誰でもいいから、彼女を『誤報を拡散した』として警察に届け出ることをお勧めします」と投稿した。

 8月5日、2人の著名な弁護士キルポン・ケオキッド氏とロンナロン・ケオペット氏が、ノンタブリー県パククレット警察署にプライ氏に対する告訴状を提出した。

 弁護士らは「厳罰を求めているのではなく、単にこのようなデリケートな話題について発言しないようプライ氏に警告したいだけだ」と明言した。

 警察はプライ氏を公共の不安を煽る虚偽の情報を故意に流布した疑いで捜査するという。今後、事情聴取を行う予定だが、プライ氏は現在、ストレスで入院しているという。この罪には、最長1か月の懲役、最高1万バーツ(約4万5545円)の罰金、またはその両方が科せられる。

 タイとカンボジアは7月に停戦合意しているが、散発的に武力衝突が起こる中、8月7日に停戦維持に向けて監視団を受け入れることで双方合意した。