第107回全国高校野球選手権大会の第4日第1試合(8日、甲子園)は、花巻東(岩手)が今春センバツ準Vの智弁和歌山を4―1で下し、初戦突破を果たした。
試合終盤に一発で勝敗がひっくり返る大ピンチを迎えた。3点リードの9回に失策と四死球が絡み、二死満塁。それでも、先発・萬谷(2年)は188センチ82キロのパワーヒッター・奥(3年)に対し、直球と変化球を交互に投じて翻ろう。最後は高めに浮いた直球でバットを振らせてゲームセットとすると、伝統の背番号「17」を背負う左腕は、女房役・高橋蓮(3年)とハイタッチを交わした。
序盤こそ失点を許したが、相手の勢いを断ち切った。先制を許した直後の初回は、一死二、三塁の好機をつくると、クリーンアップの古城(2年)と赤間(2年)が状況に応じた打撃で2点を奪い、相手の流れを渡さなかった。中盤には貴重な2点の追加点を挙げ、粘投を続ける萬谷を援護した。
佐々木洋監督(50)は「智弁和歌山さんは初回に点数を取って逃げ切る展開だったので、1回に点数を越せたのが大きかった」と初回の攻防を分析し、萬谷については「5回までは本来のピッチングではなかった。後半持ち直してくれたと思います」と評価していた。
次戦は第10日第1試合で東洋大姫路(兵庫)―済美(愛媛)の勝者と対戦する。












