レジェンドがお怒りだ――。通算696本塁打を誇るヤンキースOBでオールスター14度選出のアレックス・ロドリゲス氏が古巣を糾弾した。ここまで60勝51敗。ア・リーグ東地区首位ブルージェイズと4・5ゲーム差の3位につける名門は先月末、トレード市場で積極的な動きを見せた。昨季ア・リーグ盗塁王のカバジェロ、守護神クラスのべドナー、ドバルらを補強。終盤戦の巻き返しに向けて戦力を整えたはずだった…。
だが、A・ロッドは根本的な問題の解決には至っていないとの考えを示した。2日(日本時間3日)にデレク・ジーター氏らと「FOXスポーツ」の番組に出演。古巣のチーム編成に厳しい目を向けたレジェンドの言葉を米「ニューヨークポスト」紙が伝えている。
トレードデッドラインで大きな動きを見せ、ブルペンを補強したヤ軍だったが、A・ロッドは次のようにまくしたてた。「リリーフ投手を9人投入したとしても、何も変わらない。マリアーノ(リベラ)、マイク・スタントン、ジェフ・ネルソンを擁する98年のブルペンを復活させたとしても(先発)投手が3回1/3や4回1/3を投げるだけなら何も変わらない」。フリード、ロドンの二枚看板は奮闘しているが、全体的な投手陣の不振を指摘。ベンチを含めた戦い方に物申した。
その上で「7人の選手を補強しても、世界タイトル獲得には程遠い。ロースターを再構築する必要がある。個々の選手は気に入っているが、チーム全体としてはうまく機能していない」と舌鋒鋭く切り込んだ。「これからどこへ向かうのか分からない」とも切り捨て、首位追撃どころか名門の凋落に強い危機感をのぞかせた。
付け焼き刃のような補強ではなく、求めているのは盤石な強さを取り戻す編成とチーム強化。根本的なチーム再編の必要性を訴えたレジェンドの警鐘は、古巣への愛情の裏返しに違いない。












