元新日本プロレスで「ロス・トランキーロス・デ・ハポン」として初陣を終えた内藤哲也(43)が、帰国早々本紙をファミレス緊急招集だ。英国・RPWで2試合をこなした内藤は、ビザの都合で予定していた米国マット参戦が不透明に。次戦は再び欧州に渡りイタリアとドイツの団体に参戦する予定だという。さらには古巣の新日本にも注目のメッセージを送った――。

 内藤はRPWの7月25日(日本時間26日)ウルバーハンプトン大会で新日本退団以来約2か月半ぶりの復帰戦を行うと、同月27日(同28日)のシェフィールド大会にも参戦。ともにBUSHIとのタッグマッチで勝利を収め、2戦目では代名詞だった「デ・ハ・ポン!」大合唱パフォーマンスも披露した。

 英国遠征から帰国後に取材を申し込むと、やはり聖地に緊急招集がかかった。久々の試合で疲労困ぱいな上に現地でハンバーガーざんまいだった内藤を癒やすのは、やはり日本のファミレス以外にありえない。「シェフィールドは小さな会場でしたけど、そんな場所にも我々を知ってる人がいてくれること、たぶん新日本プロレスにいたらできなかったことを経験できたことはよかったと思います。ここから間隔を空けつつやっていくことになると思うので、1試合1試合にかけるコンディションはすごくいいんだろうなと思う反面、試合勘に関してちょっと不安はありますけどね」と振り返りつつ、ミートカルボナーラに舌鼓を打った。

 前回取材時には8月は複数の米国団体への参戦予定を明かしていた。しかし「本当は英国から直で米国(に移動)だったんですけど、いま米国のビザがものすごく厳しいらしくて。実際に今回取れなかったので、1回戻ってきました。米国が不透明な状況なので、次戦はおそらく欧州になるんじゃないかなという感じですね」と今回の帰国に関する経緯を説明。今後は15日(同16日)にイタリア、17日(同18)にドイツの団体に参戦予定で「現時点において、俺の選択肢の中に国内はやっぱり入って来ないですね。さあ次はどの国、どの団体に行こうかなっていうのが先に来ちゃってるので」とマルゲリータをほおばった。

 現状では各国を転々と旅している印象だが、ただ知らない土地で試合をして満足というわけではない。内藤は「存在感を示すというか、結果も求めていきたいですよね。タイトル? つまりそういうことです。いろいろなところには行きたいけど、その土地土地で爪痕を残していきたいなと」と目標を明かした。

 新たな戦いをスタートさせた一方で、古巣の新日本の情報もチェックしているという。「俺はいまだに(公式)モバイルサイトとNJPW WORLDの会員ですからね。気になってないと言ったらウソですし、結果と観客動員数と今後の予定は見てますよ」とティラミスを口に運びつつ「今年のG1クライマックスは動員で苦戦してるようですが、まあ問題ないでしょう。確かに俺自身は出てないけど、一緒に戦ってきたレスラーたちがいますから。もちろんそうなったらそうなったで悔しいんでしょうけど、札止め連発の新日本が見たいですよね。やっぱり刺激になりますから」とエールを送った。

 言いたいことを言い終えた内藤はおもむろにスマホをいじり始めると「あれ、なんかBUSHIも話したいから今から来るって。近くまで来てるみたいだけど場所分かるかな…。ちょっと迎えに行ってくるから待ってて」と言い残し離席。もちろん戻ってくることはなく、テーブルの上には伝票だけが残された。