米女子ゴルフツアーメジャー最終戦「AIG全英女子オープン」(英西部ウェールズのロイヤルポースコールGC)が31日に開幕する。日本勢17人が出場となる中で、2019年大会を制した渋野日向子(26=サントリー)は2年連続予選落ちから、22年の3位以来となる3年ぶりの好成績が欲しい状況だ。大舞台で復活のきっかけをつかみ、今季の〝3大ミッション〟達成へと近づくことができるか。
ウェールズ初開催となる全英女子。舞台となるロイヤルポースコールGCは、海峡に面したリンクスで細かく向きが変わる風への対応が必須なのに加え、同じホールでも風で一気に難度を増すこともあるため、好スコアには〝運〟の要素も必要だ。
そんな一戦に臨む歴代優勝者の一人である渋野は、4戦連続予選落ちで迎えた前週の「ISPS HANDA女子スコティッシュ・オープン」で5戦ぶりに決勝ラウンドまで戦って50位。満足できる順位ではないが、「ほぼ完璧なショットが多かった」と光明を見いだした。
良いイメージを持って迎えるメジャー最終戦に向けては「2年連続予選で落ちているので頑張りたい」と意気込む。予選ラウンドは、今年のメジャー初戦「シェブロン選手権」を制した西郷真央(島津製作所)らと同組となった。
もちろん優勝なら渋野を取り巻く状況は一変する。その力は十分だが、現状では、とにかく決勝ラウンドに進んで、いかに上位へ食い込んでいくかが目標になるだろう。
少しでも早く、ポイントランキング80位以内のシード圏内を確保したいのが本音だからだ。現在は同ランク88位と苦しんでいるだけに、ポイント加算の多いメジャーでできるだけ稼ぐ必要があるのだ。
単にシード確保するだけが目的ではない。ポイントランクを上げて、国内開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」(11月6日開幕、滋賀・瀬田GC)への出場メドをつけたい目的もある。
かねて渋野は「TOTOに出られるように頑張ります」と明言している。ここでポイントを加算できなかったとしても、まだ猶予があるとはいえ、今後の国内お披露目があるか否かという意味では、ここが一つの正念場と言っていい。
さらに先を見据えれば、今季最終戦「ツアー選手権」(11月20日開幕、フロリダ州)出場という〝悲願〟もある。米ツアー本格参戦1年目の22年は、ポイントランク60位以内が出られるエリート大会へ駒を進めたが、直近2シーズンは本人の思いとは裏腹に参戦がかなっていない。
今後のシーズン、自らが望む未来をつかむためにも、その思いを今大会の結果へとつなげたいところだ。












