またしても投打がかみ合わなかった。セ3位のDeNAは30日、最下位ヤクルト戦(横浜)に1―2と1点差で競り負け。球宴を挟んで4連敗となり、マジック点灯の首位・阪神の姿もほぼ見えなくなっている。
先発のトレバー・バウアー投手(34)は6回4安打2失点と、結果だけ見れば合格点の投球だった。だが2回、山田に得意のナックルカーブをたたかれて先制点を献上。6号ソロは球団新記録の通算305号となり、ヤクルトを勢いに乗せて破竹の9連勝を許した。
バウアーは「今日はいい投球だったと思う」と自己評価しながらも、「山田へのカーブが内角の甘いところに入ってしまったのが反省点です」と自らの失投を認めた。
最強助っ人と言われた男も、これで6連敗の9敗目。6連敗は日米を通じて自己ワースト記録だ。良くも悪くも現状のバウアーはこれが精いっぱいなのだろう。
三浦監督は試合前、球宴休みの間にバウアーが再調整に取り組んでいたと強調している。「これまで(前半戦)の投球を振り返って、投手コーチとしっかりコミュニケーションを取り、キャッチボールから丁寧にやってきた」と称賛。試合後も「いっときの悪い時よりはだいぶよくなっていると思う。しっかりゲームをつくってくれました」と粘投ぶりをたたえた。
ところが、そんなバウアーを打線が相変わらず援護できなかった。4回走者を出しながら、そのたびに無得点に終わる4併殺。しかも打って出たカウントは、2回の蝦名が0―1、3回の松尾が初球、6回の桑原が1―1、8回にはまた松尾が0―2といずれも〝若いカウント〟ばかり。いかにも淡泊な印象を受けるが、三浦監督は「待て(のサイン)は出してないですから」と語気を強めてこう言った。
「1球でアウトになると淡泊と言われるのはしょうがないですが、淡泊だとは思っていません。見る人によってそう見えるのなら仕方がない。でも、選手の狙い球は何だったのか、後でコーチと確認して次(の打席、試合)につなげていますから」
その攻撃的かつ反省を怠らない姿勢で苦境を抜け出せるか。下克上日本一を昨年達成した番長采配――。今季一番の見どころと正念場を迎えつつある。












