参院選(20日投開票)で候補者10人全員が落選となった石丸伸二氏が代表を務める地域政党「再生の道」の進む道は――。

 同党は参院選で「教育への投資」を公約に掲げ、教育人材の強化などを訴えていたが、42人の候補者全員が落選した東京都議選に続く惨敗となった。

 石丸氏は会見で「選挙結果に一喜一憂するのはどうなんだろうというのが、私のポリシー」として多くを語らなかった。一方で「参院選が3年サイクルで回ってくる。選挙としては一番短いタームなのでちょうどいい。区切りとしてはそこがいいんじゃないかなと考えています」と今後に意欲を見せた。

 昨年の都知事選で石丸旋風を巻き起こし、165万票を集め注目されたが、これで再生の道は2連敗となり、勢いに陰りが見えてきた。石丸氏の参謀である西岡直人事務局長は同党の現状をどう見るのか。

 参院選の戦略ミスの一つとして指摘されるのが石丸氏本人が出馬しなかったこと。西岡氏は「本人が出れば(議席獲得の)可能性は高まる。ただ、広く国民の政治参加を促すということは、政治家になることよりも難しい。そういう取り組みを自分は役割として担ったんだというのが代表の思い」と代弁した。

 参院選の争点となったのは主に物価高と外国人問題だ。教育への投資を公約に掲げた同党の熱量は伝わりづらかったのかもしれない。西岡氏は「目の前の現象に対して皆さんは(対策を)希望しますから。参政党は各地方の支援者から上がってきた声から政策を考えている政党。それだけに外国人問題という声も多かったがために、うまくすくえたのかもしれません。教育は中長期的な政策。教育が大事なのは皆さん分かるんですけど、物価高という分かりやすい争点がある中で、刺さってなかったかもしれない」と悔やんだ。

 今回の参院選は新興政党が台頭する中、議席ゼロに対して危機感はあるのだろうか。

 西岡氏は「危機感がないワケではない。党そのものよりも、党が訴えている教育というところが理解してもらえない。党の運営とか今後続けていくに際して、どうアプローチしていったらいいか。響かないということは存在してないのと一緒。響かしていくためには、どうしていくかを考えないといけない」と話した。