自公が過半数割れした歴史的な参院選では、参政党が「日本人ファースト」を掲げて有権者の心を引きつけた一方で野党第一党の立憲民主党は伸び悩んだ。多党化の流れの中でしのぎを削った各候補の選挙戦舞台裏をお伝えする。
デスク 今回の参院選の主役はやはり参政党。東京選挙区をはじめとして選挙区で競り勝って比例区と合わせて14議席も獲得した。
記者A「日本人ファースト」には排外主義との批判が出たし、神谷宗幣代表の発言もネガティブな話題になりがち。参政党を批判的に取り上げたTBS「報道特集」で山本恵里伽アナの「想像力を持って投票しなければならない」という発言もあったが、むしろ批判されればされるほど支持が集まっていた。
記者B 参政党の演説会場には支持者だけでなくプラカードを持ったアンチもたくさん集まりました。再生の道の演説会場にも「差別反対」のプラカードを持った2人組の女性が現れ、再生スタッフから「それウチじゃないですね」と参政党の演説場所に誘導されるハプニングもありました。
大阪 批判が支持を生んだというのはまさにそうで、大阪選挙区の参政党候補・宮出千慧氏は当選したものの公示直後は演説に足を止める人も少なかった。でも、抗議者のターゲットになってからは演説に足を止める人も増え、ヤジに耐えるけなげさが好感につながっていました。
記者C 参政党への抗議者がよく使ったフレーズが「人間にファーストもセカンドもない」。これを生んだのが社民党から出馬したラサール石井氏でした。ラサール氏も参政党への敵対心を隠しませんでしたが、特に福島瑞穂党首は参政党の憲法草案にビックリ。「自民党のもひどかったけど、レベルの違うひどさだ」と取材で批判の言葉が止まらないほど。今後はリベラル勢力から参政党への反撃がありそう。
記者A NHK党は20日投開票の奈良市長選で「参政党から国民を守る党」を結成し候補者を擁立。3年前には参政党に対抗して「アルカリ党」を作っていたけど、次の衆院選は中和合戦になりそうだ。
デスク カムバックを狙った候補者もいたな。山尾志桜里氏は出馬の経緯を含めて驚きだった。
記者D 国民民主党から公認をドタキャンされたことで無所属で東京選挙区に挑戦しました。厳しい選挙が予想されてましたが、本人はいたって元気。声の大きさを指摘したら「子供のころからお芝居やってるからその影響」だと。
記者A アニーのミュージカルをやってたんだよね。
記者D 普段から体も動かしているようで、選挙前から水泳やスカッシュをしていたそうです。今後はトランポリンに挑戦したいと言っていました。
記者C 立憲民主党から比例代表で出馬した蓮舫氏もカムバック組です。選挙中は勝負服の白いジャケットではなく水色の氷のうを首に巻いている姿が話題になりました。白いフタに犬のマークがあったので、本人に聞いたら「かわいい私の愛犬の日本スピッツのシールをフタに貼らせてもらってます」と。愛犬とともに戦っていたんですね。
デスク 参政党に押されたとはいえ日本保守党も北村晴男弁護士や百田尚樹氏が議席を獲得した。
遊軍 投開票日は開票センターで百田氏と有本香氏の〝夫婦漫才〟が繰り広げられました。百田氏は記者イジリもしていて、報道陣に「なんでこんなとこ来たんや。くじ引きで負けたからきたんか」とジョーク。東スポには「メディアにもヒエラルキーがあるから。東スポは(開票センターで)ずっと地べた座らされてたなあ」と言うと、すかさず有本氏から「イスがなかっただけですよ」とツッコミが入りました。
デスク 石破茂首相は21日に続投を明言したけど自民党内に反発も多い。政局が荒れるだろうから取材よろしく!
















