新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」20日札幌大会のAブロック公式戦で、タイチ(45)が上村優也(30)から初白星を挙げた。
「Just 5 Guys」時代から共闘し続け、現在はともに本隊に籍を置く上村との〝同門対決〟は、互いに一歩も引かない意地の張り合いとなった。左腕への集中砲火で大苦戦を強いられたタイチだったが、カンヌキスープレックスをバックドロップで切り返し激しい打撃戦を繰り広げた。
さらに投げ捨て式のカンヌキスープレックスを浴びながらも、フライングボディアタックを天翔十字鳳で迎撃。パワーボムでマットに叩きつける。なおもカンヌキスープレックスを狙う上村に下手投げを決めると、横綱式カチ上げエルボー、天翔十字鳳で畳みかけ、最後はブラックメフィストで激闘に終止符を打った。
本来であれば同戦はセミファイナルで、メインではIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.とIWGP GLOBALヘビー級王者ゲイブ・キッドのBブロック公式戦が組まれていた。ところがこの日になってゲイブが右膝負傷を理由に欠場し、タイチと上村の公式戦がメインに昇格。試合後のリング上では「G1クライマックス、もはや俺についてきてるとしか言いようがねえな、これは。予選2回負けた、だから何だよ。ここから全部勝ち上がればいいんだよ。北海道出身のレスラーとして初のG1制覇してやるよ! 敗者復活ドリーム、掴むぞ。テメーら、俺について来い!」と、後藤洋央紀の欠場で急きょ出場チャンスが巡ってた自身への〝風〟が吹いていることを強調した。
「最高だよ、優也。お前は間違いなく新日本の未来の太陽になる。だけどその前に俺が何回でも壁になってやるからよ。何回でもかかってこい」と上村を称えつつ「思い出したよ、G1クライマックス。この痛みとともに…楽しくなってきたな。このまま勝ち進んで決勝、優勝、史上最高年齢で更新してやるよ」と力強く宣言。どん底から這い上がってきたベテランが、G1をさらに熱くする。













