2014年に〝スレンダーマン刺傷事件〟が起こり、全米を震撼させた。同級生を19回刺した女性が精神科施設から釈放されることが決定した。米メディア「WISN12ニュース」が17日、報じた。

 スレンダーマンとは、2009年にネットで全米に爆発的に広がった都市伝説だ。身長1・8メートルから3メートル以上の細くてノッポで黒いスーツを着た男が子供たちをストーカーし、誘拐し、トラウマを植えつける存在だとされる。

 2014年、米ウィスコンシン州で〝スレンダーマン刺傷事件〟が起きた。スレンダーマンから影響を受けて、12歳の少女2人が同級生ペイトン・ロイトナーさんを森の中におびき寄せて包丁で刺した事件だ。犯人の2人は、スレンダーマンのしもべになるため、殺人を企てたという。同級生は命を失うことはなかった。

 のちに2人には、数十年間の精神科病院への入院および監督下に置かれるという判決が下された。2人のうちの1人、アニッサ・ワイアーさんは、父親と同居しGPSモニターを装着することに同意した後、2021年に釈放された。

 WISN12ニュースによると、ウィスコンシン州のスコット・ワグナー裁判官は、もう1人のモーガン・ガイザーさん(22)の条件付き釈放計画を承認する意向を示したという。

 保健サービス局が作成したこの計画には、ガイザーさんのGPS監視と裁判所の監督が含まれている。

 ただし、最終承認は当事者による異議申し立てのための3日間の猶予期間を条件とする。異議が出されなければ、裁判所は計画を承認する命令を下すことになる。

 ガイザーさんの弁護士アンソニー・コットン氏は17日の審問の後、「10年間にわたる監視、観察、そして治療の中で、彼女がその家族にさらなる危害を加えたいという意思を示したことは、1分たりともありませんでした」と話した。

 釈放は8月4日頃に予定されているという。