米ワシントン州で〝ゾンビドラッグ〟とも呼ばれる史上最悪の合成オピオイド麻薬「フェンタニル」にさらされた子犬を消防士が蘇生させた。米誌ピープルが先日、報じた。
ワシントン州レイシー消防第3地区は7月15日、フェイスブックに「フェンタニルが置かれた車両内で反応のない小さな子犬を発見した」として、毛布に包まれたぐったりした子犬の画像を投稿した。
幸運なことに、消防士たちは訓練を生かして現場で「少量のナルカン」を投与し、子犬を蘇生させることができた。
ナルカンとはナロキソンの別名で、オピオイドの過剰摂取に使われる有効な治療薬のこと。オピオイド受容体に結合して他のオピオイドの効果を逆転させ、ブロックする拮抗薬だ。
米国麻薬取締局はフェンタニルを「鎮痛剤(痛みの緩和)および麻酔剤として使用するために食品医薬品局によって承認された強力な合成オピオイド薬」と説明している。
鎮痛剤としてはモルヒネの約100倍、ヘロインの約50倍の効力があり、鼻から吸ったり、嗅いだりして摂取することができる。
米国食品医薬品局によると、フェンタニルおよびフェンタニル関連の薬物は強力なので、犬が過剰摂取を引き起こすにはごく少量で十分だという。
だが、ナルカンが効いたようで、レイシー消防第3地区は「子犬は元気にしている。子犬の患者にナルカンを使うことは毎日あるわけではないが、私たちのチームはほとんどあらゆる状況に対応できる準備ができている」と報告した。












